深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

移植

生存確認から

*前回までのあらすじ
姉に似てる人が道端でぶっ倒れてたのでとりあえず病院送り。
医者の頓宮先生に診せたら、どうやら肝臓ぶっこ抜かれてるらしい…?


絵「…ん、あれ…」
メ「あら、目が覚めちゃった?」
絵「ここは…」
メ「病院よ。私は医者」
絵「そう…ですか…」
メ「あなたは道端で倒れている所を地元の女子中学生に発見されたのよ。
  何者かによって肝臓を抜き取られたみたいね。
  そんな状態で会話が出来るなんて大した物だわ」
絵「え、ちょっと待ってください。
  肝臓抜き取られてるってどういうことですか!?
  全部ですか!?一片残らず!?」
メ「そう、綺麗に無くなっていたわ。
  恐らく犯人は手練れの人食い妖怪よ」
絵「妖怪って」
メ「この町にはいくらでもいるわよ。
  というか、むしろ人間より妖怪の方が多いわよ、多分。
  ところで、この話はここまでにして、本題に入っても良いかしら?」
絵「え?あ、はい」
メ「今から妖怪の肝臓を貴方に移植しようと思っているんだけど、良いかしら?」
絵「はい?」
メ「人間の肝臓が無いのよ」
絵「いやそんな…そんな事して大丈夫なんですか?」
メ「意外と大丈夫よ。特に貴方はタフみたいだし」
絵「ちなみに、どんな妖怪の肝臓ですか?鬼とか?」
メ「酒好きで有名な鬼が大事な肝臓手放す訳ないでしょ。
  妖獣よ」
絵「妖獣?」
メ「犬の妖獣よ」
絵「犬か~…。
  じゃあいいかも…私犬好きだし」
メ(随分あっさり受け入れたわね…)
 「本当に良いのね?早速移植手術始めるけど。
  まあ、ちょっと人間辞める事になるかもしれないけど、生活に支障を来す程ではないと思うわ」
絵「はい。犬と一緒に臓器だけでも一緒に居れるなら光栄です。
  お願いします」
メ「分かったわ。じゃ、今から手術始めるから」


み「待合室に追い出されちゃったな」
音「仕方ないよ、居ても邪魔になるだけだし」
み「それにしてもあの医者、患者さんとどんな会話してんだろうなー。
  肝臓が合わなかったら大変だろうに。そこら辺人間は繊細なんだから」
音「人間に妖怪の肝臓を移植する事に突っ込んでよ~。
  というかさ…あの人がホントに私のおねえちゃんだったらさ、沢山の人に紹介しないとだよね」
み「ん~そうかも。ことりとか?」
音「うん。ことりさんと、麻美さんと、あと雪蘭ちゃんも」
み「まー本当に音海のねーちゃんかは分からんから、手術待つしかないわなー」

雑記欄

今回はここで終了。

今日は貴重なゆっくり過ごせる土曜日でした。以上です。
来週は土曜日模試、日曜日は親の趣味で連れ回されるの確定してます。
何でだよ!休日なんだから自室のベッドでぐーたら寝かせろよ!休ませろよ!!!
後者に関しては朝は早く起きて帰りは5時過ぎとか鬼かうちの親。子供をなんだと思ってるんだ。

受験生は面倒事がいっぱいです。面倒くさがりには辛い年です。


今日はあんまり気力が無かったのでこれ一枚でお茶を濁そうと思ってましたがなんか急にモチベーションが湧いてきたのでやめました。
英莉さんです。よく見たら鎖骨の位置がおかしい。
私が描く人体がおかしい事なんて今に始まった事じゃないが。
この人と双子の妹の莉菴さんは巨乳なのでこだわっていこうと思います。

そういえばずっとTwitterでグレイシアがトレンド入りしてますけど、9月1日はグレイシアの日なんですね。
グレイシアちゃんはブイズ唯一の全身寒色カラーリングなのもあって好きです。
こおりタイプっていいよね。