深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

山の話


概要

さよならげんせの本編に関する雑学(?)。目次参照。全4つ。
ゲームクリア後とかに見てください。

その1

雲雀について行って風神岳に入り込んだ佐雪に向かって、いきなりテントのペグ(しかも先を鋭く尖らせている…)が飛んでくるシーンがありますよね。
あのペグをぶん投げたのは、日雀ではありません。
昔山に来たキャンパーが放置して帰って行ったテントに住んでいる妖怪の仕業です。
日雀の知り合いです。というか、山の妖怪は数が少ないので、皆顔見知りです。
山をふらふら歩いている人間とか格好のターゲットなので、「おー!餌がのこのこやってきよった!」という感じでワックワクで入念に研いでおいたペグを投げたのです。樹上から。葉に隠れて。
結局外したし、後で日雀に「ごめんね、悪いけどあの子私の獲物だから」と釘を刺されて、彼女はしばらくご機嫌ななめだった事でしょう。

その2

佐雪の不登校の遠因について。
彼女がクラスでいじめを受けていた理由については詳しくは語りません。
ただ、何かクラスの皆の不興を買うような事をやらかしたのは確かです。
今は気弱で周りに流される様な性格の佐雪ですが、昔はそうではなかったのかも。
相手がどんな奴であろうと、いじめをするのは許される事ではありませんが…。

その3

ED名「遠ざかる雪風巻」について。
風巻は「しまき」と読み、風が激しく吹き荒れるという意味の言葉です。
つまり、雪風巻とは吹雪を意味します。
ここでは風神岳の貝塚の万年雪の事を指します。
日雀のターゲットからは外れた佐雪ですが、いつか別の妖怪に狙われ、あそこに行く事になるかもしれませんね。
風神岳には危険な人食い妖怪が沢山です。

その4

雲雀の正体について。ネタバレ要素含みます。
白文字になっているのでドラッグして読んでくださいませ。↓
雲雀=日雀です。物凄く分かりやすいですが。
日雀は変身能力の持ち主なので、それを使って歌方雲雀という架空の人物に変身したのです。
目を付けた人間に近付き、ある程度の信頼関係を築き、山に誘い込み、はぐれたフリをして一人にし、最後に妖怪として現れて美味しく頂く。
それが日雀の常套手段です。
妖怪という変化を嫌う種であるが故、昔からずっとこの方法で人間を襲い続けていた…という訳なのでした。