深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

食糧

本編


彩「金がねえ~食う物がねえ~」
ス「働きゃいいじゃん。一緒にハローワーク行く?」
彩「嫌だね」
メ「私なんて一時期カマキリに塩振って食ってたわよ」
彩「トカゲと人間の食性が一緒なワケないでしょ!?」
メ「うわ何いきなりキレてんのよ」
彩「いやその気になれば土とかアスファルトでも良いんだけどさあ、でも人間ベースの妖怪としては人間の食べ物食べたいなーって」
ス「魚釣ればいいじゃん。人間は魚食べるよ」
彩「北海道でそれやって野生の熊と戦う羽目になった事があってな…」
ス「逃げろよ…」
彩「あーどう森世界みたいに川でシーラカンス釣れねーかなー」
メ「そんな世紀末な川ある訳ないしシーラカンスって大して美味しくないらしいわよ」
ス「生きた化石系は総じて良い味しないよ」
彩「………」

メモ

動物が元になった妖怪の五感は、元の動物のそれが強く出ます。
メアリはイモリなので、イモリが好む物をよく食べます。

日記

歴史上の偉人の事を詳しく知ると、「うわこんな人だったんや…引くわ~」ってなる事、よくありますよね?
私は最近欧州の偉人のゆっくり解説動画をよく見るのですが、その結果マリア・テレジアが大分苦手になりました。
娘に関するエピソード酷かったです。
お気に入りの4女は露骨に贔屓し、政略結婚に使えない次女と5女は修道院にぶち込み、その他の娘は無理矢理政略結婚をさせる所から始まります。
昔の王族のした事を現代の庶民の価値観でゴチャゴチャ言うのもあれなんですけどね。
ちなみに4女は母親からの贔屓+性格が普通に悪かったので、兄弟姉妹から嫌われまくってたそうです。

で、母に彼氏と別れさせられ、知らん奴と政略結婚させられた6女アマーリアが好きになりました。
嫁ぎ先で好き勝手やりまくり、母親の指示も全て無視。でも福祉方面が手厚かったので市民人気は高い。ついでに、Wikipediaとかでは兄弟姉妹に嫌われてたと書かれてましたが、実際は次女や妹達とかなり仲が良かったみたいです。男兄弟との関係はよく知らない。
アマーリアネキカッコいいです。

つー訳で、マリア・テレジアは偉大な君主であると同時に、「きょうだい格差は子供に悪影響を与える」という事を証明してくれている人という話でした。