深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

効果

本編

*前回までのあらすじ
帰宅。ご飯食べた。
その後寝た。

こ「音海、絵茉さん起こしてきてくれる?」
音「今プリキュア見てるからことりさんが自分で行って」
こ「あなたね~、中学生にもなって…。
  私は今手が離せないから」
音「じゃあ私が行ってくるよ。これ録画だし」
こ「録画かい!りあるたいむって奴かと思ってちょっと気ィ使っちゃったじゃない」

音「おねえちゃん、朝だよーってあれ、おねえちゃんが居ない。
  蒸発したか…ってん?
  犬いるじゃん」

犬「くぅーん…」
音「おねえちゃんさぁ…いくら犬好きだからって勝手に家に犬連れ込むとか非常識だよ。
  ってんん?」
犬「わん…」
音「んー?どうしたの?お腹空いた?
  今うちにシャトーブリアンくらいしかないけど」
犬「わんっ!」
音「んー?シャトーブリアン食べたい?
  それとも何か訴えてる?それならごめんちょっと待って。
  みなこ来て!みなこ!」
み「お助けみなこ!」

音「え?何それ、どういう事?」
み「だからこのわんこは絵茉なんだよ。
  まー原因は十中八九変な肝臓移植したせいだろうなー」
音「そうなんだ…おねえちゃん、変な医者のせいで変な姿に…」
絵(犬)「くーん…」
音「うーん。妖怪由来の現象なら、思い込みとか、精神的な力でどうにか元に戻らないかなー。
  んー…あ、あった!」

音「はい!よく見る紐で吊った五円玉の振り子!」
絵(犬)「」
音「おねえちゃん、私は実は催眠術が得意なんだよ。
  じゃあ早速行くよー!
  あなたはどんどん人間の姿になーる(棒)」
絵(犬)「………」
音「はい」
絵(犬)「わん…」
音「変わらないね。思い込みの力が足りないんだね。
  じゃあもう5セット」
み「音海ー、そこまで来ると最早拷問だろそりゃー」

メモ

今回は以上です。
音海は催眠術が得意です。肉体が基盤の人間にはあまり効かないけど、精神が基盤の妖怪には効果てき面だそうな。
これを使えばしつこく部屋の掃除を迫ることりさんもイチコロだね!

絵茉と音海はお互いの事は好きだし大切に思ってるけど、姉は姉、妹は妹でしっかり線引きしています。
一定の距離を置いているタイプです。
お互いに好意はあるけど執着心は無い。旅行とかで数日間離れてもあんまり気にしない。

今日も猫さんは警戒心MAXです。
釣り下げ式のおもちゃを与えてみたけど気が付いたら枕にしてた。
名前も決まりました。ごく自然な流れで私の案が採用される事に。
あと彼女、3段ケージの3回から全然動きません。トイレに居付かれるよりはマシだけど。
ご飯皿回収の為に手を近づけるとシャーっと威嚇されます。噛んだり引っかいたりはしないけど。