深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

冷泉家

本編

*前回のあらすじ 彩枦の秘密兵器「アメトリン」について。

命「…さん。彩枦さーん!起きてますかー!」
彩「はーあーいー。起きてまーす」
命「良かったー。あの、もしかしてここの家って、幽霊とか居ます?」
彩「あー、居るかも。事故物件だから」
命「事故物件!?実在したなんて…」
彩「事故物件でもなきゃあワタシみたいな貧乏人がこんな良い家に住めないって。
  あと事故物件は日本中どこにでもあるからな」
命「そうだったのか…」

彩「住んだばっかの頃なんて凄くてさー。
  ブレーカー落とされたり、ラップ音も酷かったね。
  ドア開けたらキッチンから消えてた包丁が降ってきたり」
命「命(いのち)狙われてませんかね…それ…」
彩「いいのよどうせ不死身だし。
  家に居た霊共は全員ボコボコにしばいて追い出すか、スノドロのおやつにするかした…筈なんだけど」
ス「また寄って来たんだ」
彩「ここは昔合戦で多くの人々が死んだらしいからね」
命「えー…。そんなトコに建物立てるなんてありえない…」
ス「合戦の話は嘘だからね」
命「あ…そうだったんですか…」
 (ホッ)

ス「うーん。確かに霊がいっぱい集まって来てるね」
命「彩枦さーん。このハエ叩き使って良いですかー」
彩「良いよー」
ス「うちらに全員追い出されてから今に至るまで全然霊が寄って来なかったのに」
命「しかもコレ悪霊や怨霊じゃないですか?
  ブツブツ恨み言言ってます」
ス「分かる?」
命「分かります。子供の頃から何となく聞こえてて、今はハッキリ」
ス「こっちもストレス溜まるよねー。こういう奴は食べる気無くす」
命「スノドロさんが霊を吸収出来るって初めて知りました。
  …こんなの食べたらお腹壊しますね」
彩「スノドロー、みこっちゃーん。捕まえた霊はここの穴に落として」
命「何ですか?この穴」
彩「アメトリンで作ったワームホール。地獄に繋がっt」

命「凄い便利ですねー。アメトリンの能力」
彩「容赦なく投げ込むな…みこっちゃん」

彩「インターホン。ちょっくら出て来るわ」

彩「はぁい」
隣人「ちょっと冷泉さん!?うちでまた怪奇現象が起こったんだけど!?
   またアンタん家のせいじゃないでしょうね!」
彩「はあ。すみません。多分うちのせいです」
隣「ならさっさとどうにかしてよ!
  こっちは怖くて夜も眠れないじゃない!」
彩「大変申し訳ございません。出来る限り善処します。
  取り敢えず塩舐めて待ってて下さい」

彩「お隣さんだったよ」
ス「隣の部屋にも怪異が及ぶって相当ヤバいね」
彩「まぁそのお隣さんはもう死んでるみたいだったが」
ス「じゃあソイツお隣に住んでる幽霊じゃねーか!」
命(合戦とは行かなくても、やっぱりココ、過去に何かあったのかな!?)

メモ:冷泉家の概要

神奈川県横須賀市にある3LDKのマンション。
事故物件なので、尋常じゃない程家賃が安い。
*彩枦が持ち込んだ物
・ホワイトボード
・ロフトベッド&スノドロ用猫ベッド
・ゲーム機やPC
・テレビ、大量のDVD
・玩具の手錠
・コスメ類
・衣類(白か黒、ミニ丈&ノースリーブばっか)
などなど。+その他諸々。
漫画すら読まないので本棚はありません。ぬいぐるみ系は霊達に荒らされがちだったので、全部伊野紙歌町の方の家に避難。
3つある部屋のうち、1つ目が彩枦(とスノドロ)の部屋。2つ目が供養室兼物置。3つ目が命の部屋。

日記

今回は以上です。意外と変な霊が多いみたいですね、彩枦のマンション。

来週は中間テスト。ヒャー。
テスト返す時に、何も言わずに渡してくれる先生と、一言何か言う先生が居るよね…。
後者は性格がめんどくさい方が多い印象。前者でもめんどくさい人はめんどくさいけどな!
というかテスト自体がめんどくさい。あー早く受験終わって合格したぜやった!って感じでぬくぬく春休み過ごして―な…。

という事で気分転換に最近食べたホロライブまんまる焼きの話をします。
3種類だけ手に入りました。残り3種類も欲しかった!!
手に入ったのは、ちょこ先生と、ぺこーらと、おかゆんです。
わためぇとラミィちゃんといろは殿のも欲しかったよ…。


猫さんは最近噛むようになりました。
前は触ろうとしたら猫パンチで済ませてたのに、今日は噛まれました。
君に何があった