深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

夏休み(作中では)

地獄と現世

み「あはーんうふーん。いやー今日も良い血だった。
  やっぱ血の池地獄は最高だな!」
ほ「はい、タオル」
み「おーありがてぇ!」

み「サンキューほまれ!」
ほ「良いって事よ。
  あのな、みなこ。いつも地獄の皆にはお世話になってるけど」
み「うむ」
ほ「上司からお𠮟りが来てさ、地獄から出て行かなきゃいけなくなった」
み「それはつまり、地獄監視の役から外されることになったって事か?」
ほ「そうそう。流石にこの羽見られたらねえ…」
み「白い羽が抜けて骨格が丸見えになってるわな」
ほ「うん。これ以上地獄で堕落したら堕天使になるからってさ」
み「天使は大変だなー。天界に戻って更生施設行きか?」
ほ「うんにゃ。現世で善行を積めって。そうすりゃ羽も元に戻るらしい」
み「現世?ちなみにどこに行く予定とかは」
ほ「みずはっていう名前の町らしいんだけど」
み「なら私が案内してやっても良いぜ」

音「ただいまーことりさん。あれ、みなこは?」
こ「まだ帰って来て無いわ。ね、絵茉」
絵「そうですねー」
音「あ、おねえちゃんちゃんと勉強してる。」
絵「えへへー。音海ちゃん待ちたくてリビングでやってた。
  今日は午前授業?」
音「や、終業式。明日から夏休みだよ」
絵「夏休みかー。懐かしいわねえ。
  宵の魔社にはお盆休みすらなかったから」
音「マジでヤバイねおねえちゃんの元職場…」
こ「そう言えば音海、絵茉、最近湧きまくってる野良猫の事なんだけど。
  最近町で保護活動が本格的に始まったの。
  元々拾って自分ちで保護する人は結構いたんだけど、その活動が町を挙げての本格化」

麻「ありがてぇ!お陰で猫にほぼ毎日半殺しにされなくて済むわ!」
絵「ことりさんことりさん!お風呂に変な人が!」
こ「あーそれは麻美だから。絵茉の事はちゃんと伝えてあるよ」
音(アマプラ見よ)


イ「みずは町、流石空気が綺麗ね~。
  這入るのも結構カンタンだった」
猫「にゃー」
イ「なになに?もう既に多くの猫が人間の家に引き取られてペットとして過ごしている?」
猫「にゃ!」
イ「計画は順調みたいだね。
  ここの住民を絶対猫派集団に出来る日も近いね」
猫「にゃん!」

み「着いたぞほまれ!ここが我らがみずは町だ!」
ほ「ほー…景色がキレー」
み「だろ?ここで善行を」
ほ「積まないよ。面倒臭いもん。
  ここで私は自由に過ごす。あ、猫いるじゃん」

メモ

今回は以上です。
音海(や英莉)は夏休みを迎えたようです。
ちなみに莉菴は学校に行っていません。
ほまれの様な堕天寸前の天使は、現世で善行を積むと白い羽がまた生えてきて、善性を取り戻して天界に帰れるようです。

昨日のとりのあしの記事から目次を付けてみました、役に立つのかは分かりません。

日記

来る冬に備えて猫さんのケージに母の自作ベッド(ふかふか)を設置しました。
しかし猫さんは気に入ってくれず。
ベッド付近に設置したご飯にも全然手を付けません。
心配。

あとついさっき「自作ゲーム」のカテゴリ名を「ノベコレ」に変更。