本編
ほ「猫可愛いな~。飼おっかな」
み「いいと思うで。今この町では異常に増えた野良猫が問題になってるから」
ほ「確かに猫多いね、そういうもんだと思ってたけど、違うの?」
イ「猫、お好きなんですか?」
ほ「好きです」
み(誰だ…!?)
イ「犬と猫だったら、どっちが好きですか?」
ほ「猫かな。犬は声とか足音とかうるさいから。
嫌いなわけじゃないけどね」
イ「そうですかー!あの、その子、あったかい寝床と美味しいご飯を欲しがってると思うんです。
是非飼ってあげて下さい!」
ほ「私、今家無いからしばらく野宿するつもりなんだけど、大丈夫そ?」
イ「な、なるべく早く家を見つけてあげて下さい、貴方の為にも。
そちらの方は、猫と犬どっちが好きですか?」
み「私はどっちも同じくらい好きだぞ」
イ「そうですかー。ま、人それぞれですよね!
ありがとうございました!」
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英「夏休みだー!遊ぶぞ!」
莉「勉強しろ。大学受験控えてんだから」
英「休みなんだから勉強も休まないといけないよね」
莉「そんなんだからテストで毎回地獄みたいな点数取るんだ」
英「いやー、それにしても、野良猫ちゃん凄い減ったね」
莉(分かりやすく話を逸らした)
「英莉ちゃん達のボランティアの賜物だな」
英「私達のお陰で沢山の猫ちゃんがぬくぬく安心して過ごせるようになったと思うと感慨深いね~」
イ(フフフ…実はその子達皆うちの組織のエージェントなのよ)
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絵「おかしい…」
音「何が?」
絵「この町で、いや隣の市でも、犬派が急速に数を減らしている気がする…」
音「そうなの?」
絵「猫派が急増しているのを感じる」
音「良い事じゃん。私実は猫の方が好きなんだよ」
絵「そうだったの!?」
み「音海!絵茉!!」
音「あ、みなこ」
み「助けて!さっき不審者に遭遇した!」
音「こっわ。集団下校しなきゃじゃん」
み「いや、危害を加えて来るタイプではないんだ。犬派か猫派か聞いてきやがるんだ」
音「無害じゃん」
み「そいつは猫派と聞くとテンションが上がるんだ。しかし、犬派と聞くとテンションが目に見えて下がると言う。
この事実から導き出される答えはただ1つ。彼女が圧倒的猫派、”完全猫派”であると言う事だ」
絵「か、完全猫派…!?」
み「そう…奴らは全人類から犬派を根絶しようと企んでいる…って音海!飽きてアマプラ見ようとするな!」
音「最近なろう系ばっかだなー全く。あーことりさん早く帰って来ないかなー」
絵「音海ちゃん。真面目に話聞きなさい。我々犬派の一大事なのよ」
音「しょうがないな。分かった聞くよ」
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こ「最近猫が目に見えて減って来たけど、どう?」
麻「いやぁ、これで安心して陸上這って歩けるわ~」
こ「そう。でも今度は人魚の肉の不死性を欲す連中に狙われるのよ、麻美」
麻「ハッそうだった!そしたらまたことりんとこの家のお風呂に匿ってもらうからいいよ」
こ「うちに居る人間2人が毎日入るんだけどねお風呂は」
麻「でもフィッシュ竹中ごっこしたら音海はゲラゲラ笑ってくれたんだよね」
絵「あ!居た!ことりさんと麻美さん!」
こ「んー?」
絵「一大事です!」
日記
今回は以上です。
みずは町猫大量発生パニックは一旦落ち着きました。
イザベラとか言うのが何か企んでますが。
テスト終わりました。
帰ってお昼食べた後、ちょっとお昼寝。
1時間の筈が、2時間以上寝てました。