深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。創作物と日記のような物。

小旅行

本編

彩「という事で、廃墟です」
ス「なぜいきなり…」
命「水族館とかに行くんだと思ってました」
彩「まー、別にワタシはそういう所に行くとは一言も言ってないから」
命「彩枦さんって、こういう所好きなんですか?」
彩「いやー、好き好んで来る事は無いかな。
  でも、人が寄り付かない所は好き❤」

彩「だってみこっちゃん、やっぱりワタシとスノドロは、貴方の過去に何があったのか知らなけりゃいけないんだから」

彩「りょーかい。じゃ、出身地の名前だけでも探って帰って来るよ。
  …でもあの子全然口を割らないし、話そうとするのも精神的に辛いみたい。
  めごかちゃん、どうすればいい?」
め「えっ私?うーん。
  じゃあアレ。女の子がドキッとするやつ」
彩「それって…ちくb」
め「ちげーよ!それでドキドキしてんのはアンタだけだから!
  もっと常識的で、一般的なやつ!」
彩「何だ…?本気で分からん」
め「壁ドンよ!壁ドン!」
彩「んーーーーーーーーーーーーーーー。何か凄まじくずれている気がするけど。
  みこっちゃんピュアだから結構効くかもね。ありがとめごかちゃん」

命「彩枦っ…さんっ…はぁ…はぁ…。
  いきなりどうしたんですか…?」
彩「みこっちゃんはさ、何であんなに神様を怖がっているのかな」
命「と、トラウマってやつですよ。誰にでもあるでしょ。
  でも神様以外なら、私は大丈夫…」
彩「でもみこっちゃん。スノドロも神様だよ」
命「え」
彩「とある村で祀られてた祟り神。ワタシと一緒になってからはこの通りただの動物霊に戻ったけどね」
命「そん……な…」
ス「あらゆるモノには神様が宿るって言うよね」
命「…じゃあ。
  生きてく上で、神様からは逃れられないってコトですか」
ス「そうだね」
彩「気にしてたら生きていけないし、神様だって人間みたいにそれぞれ独立した存在なんだから。
  人間と違って仲間への情ってヤツもあんま無い奴が多いし」
命「………っ!」
彩「あっ、どこ行く!逃がすか!!」
命「お願い離して!」
彩「死んでもあの世の神様が待ってるよ。
  本気で居なくなるにしても…せめて故郷の名前を吐いてから行きな」
命「………」
彩「黙っても無駄だ。何かしらの事すんぞ」
ス「変態。
  早く言った方が身の為だよ、命」
命「………。
  あ…、痣縄(あざなわ)、痣縄村です。
  身体に出来る痣に、縛るのに使う縄。私の故郷の名前…今は廃墟」
彩「言ってくれてありがとう。安心して、流石に変な事はしないから」
ス「命にはこれからみずは町の病院に行ってもらう。
  うちらはしばらく帰らないから。
  大丈夫、医者は頭はおかしいけど腕は確か」
命「そのお医者さんは、二人の知り合いなんですよね。
  行きます。…みずは町に行くのが当初の目的だったので」
彩「もしもしハヤミっち?今からワタシの知り合いの子泊めて貰っても良い?」
メ『ファッ!?今から!?アンタの知り合い!?
  ていうかうちは宿泊施設でもなんでもないのよ!』
命「許可取って無かったんかい!」
彩「そうよ。どうやらみこっちゃんは、ワタシが『行き当たりばったりの彩枦』と呼ばれている事をご存じないみたいね」
ス「別に呼ばれてないからね」


彩「何とか彼女に情報を吐かせる事に成功した」
昴「お疲れ様。どんな事が聞けた?
  あとどんな非道な手段を使って吐かせた」
彩「彼女の故郷の名前。あと変な事はしてない。
  めごかちゃんに誓って」
昴「命に誓え」
め「………」
 (ホントにやったのかよコイツ)
彩「みこっちゃんの故郷の村の名前は…痣縄村。
  今は廃村なんだってさ」

日記

今回は以上です。

猫さんに引っかかれた!あとささくれ取ろうとしたらとんでもないことになった!
どっちも左手(利き手)!
明日は模試!
やばい!!!

最近ピンクレディーのサウスポーとスティーブンユニバースのother friendsをよく聴いています。