深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

対処

本編

絵「…という事で、このままじゃこの町の犬派が絶滅に追いやられるんです!」
こ「この町を猫派一色に染め上げようとしてる奴が居るって事なの?」
絵「そうです!!!」
み「奴らの名は…ねこねこネットワーク、通称NNN!
  全人類を猫の下僕にしようと企んでいる闇の組織!」
こ「…ほっといてもいいんじゃない」
麻「ちょっとことり!野良猫を町に放ちまくる時点で有害だろうが!」
こ「それもそっか」
み「その猫達は皆NNNのエージェント!彼らに目を付けられてしまったら最後絶対に猫派にされ、人生を猫に捧げる事になるのだ!
  ちなみに私は犬猫どっちも好きだけど組織が怖いからこんなに騒いでる」
絵「という事で、私は犬派の存続をかけてNNNと戦います!
  止めないで下さい!行くわよみなこ!」
み「おうよ!」
こ「なにあれ」
麻「ふっ、我々人魚を狩ろうとする組織は滅ぼされて当然」
こ「まあ猫が減るならいいか。猫は可愛いけど増えすぎると迷惑だし。
  大体みなこが居るから猫はうちでは飼えないのよね」
麻「アイツペットだったの!?」

絵「はい、音海ちゃん、首輪」
音「自分で付けてよ…」
絵「じゃあ首輪は自分で付けるから、このリード持って」
音「やめてよ…実の妹に何させようとしてるのよ」
絵「別に妹相手に変なコト考えてる訳じゃないのよ。
  単に長時間動物で居ると理性飛ばないかなーと」
音「みなこに持ってもらえばいいじゃん」
み「悪いな音海、私じゃ身長が足りねえ」
音「飛べよ。その立派な羽は飾りかよ。しょうがないなーもう。
  てかさ、どうやってNNNのアジトに行くの?」
絵「犬らしく匂いを辿る。みなこが手に入れたコレで」
音「それは?」
み「例の不審者猫耳少女の帽子を手に入れた」
音「盗難だよソレ」
み「違う、アイツがその場に忘れて行ったんだ、マジで!
  これがあれば返しに来たという体でアジトに侵入出来る!」
絵「と言う訳だから、音海ちゃん、私今から犬になるから、人間に戻るときも含めて、リードお願い」
音「はいはい」

イ「あ、帽子被り忘れてた。猫なのがバレちゃう」
猫「にゃー」
イ「え、尻尾も丸出し?ヤバッ。こんな初歩的なミスするなんて…というか帽子自体が無い!
  嘘何で!?どこに忘れた!?」

絵「そういうミスが命取りなのよ」
 (まさかここまで丸出しだとは思わなかったけど)
イ「誰!?」
絵「私の名前は明方絵茉…忘れ物を返しに来た者よ。
  そして…みずは町の犬派を守る者でもあるわ」
イ「なら私達の敵だね」
絵「そうよ」
イ「私と戦うの?人間は妖獣に身体能力でまず勝てないのに。
  あ、ちなみに私はイザベラ・ミームキトゥン。アメリカから来たねこねこネットワークのエージェント。
  貴方を負かしてNNNに従順な完全猫派に変えてあげる」
絵「私のもう一つの姿を見ても同じことが言えるならね」

次回予告

犬みたいな人間と人間みたいな猫が戦う!?
それを陰から見る人間らしい人間と人間臭い悪魔!
乞うご期待!

メモ

ねこねこネットワークの本部は実は日本。
イザベラはアメリ支部日本語教育を受けて育った。なので英語は苦手。猫語は完璧。
実はイザベラには別の国に潜伏している兄がいるが、そちらは語学堪能。

会話

莉「英莉ちゃん、今まで何してた?」
英「やめてよ学生にとって一番質問するの。
  友達―――彩枦ちゃんとカラオケ行ってたんだよ」
莉「何歌った?」
英「め組のひと❤」

昭和ソングはサウスポーやめ組のひと、好き好き大好きが好きです。
それくらいしか知らないとも言います。

日記

乞うご期待って、初めて言葉を知った時は乞うご・期待だと思ってました。
意味を調べてから乞う・ご期待で区切ると知りました。

テスト帰って来ました。現文は予想通り上々。数学は絶望。
日本史・倫理・生物はそこそこ。それ以外は何とか赤点回避。
数学ホント分からん。共通テストも数学は受けません。もう生きていく上で必要な計算が出来ればそれでいいや。

あと最近寒すぎ。
もー勝治クーン、夏は暑くて冬は寒い、それが東北です!
秋になるとカメムシが出ます。