深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

散歩

本編

絵「はあ…何とか人間に戻れた…」
音「でも今度は戻るまでに10分もかからなかったよ」
絵「ってコトは私、成長してる!
  短期間で成果が出るのは嬉しいなあ…ってぎゃー!」
こ「どうしたのよ、いきなり叫んで?」
絵「職場!職場に連絡しなきゃ!何日も無断欠勤はヤバい…!」
み「あーそれなら大丈夫やで。
  絵茉の職場に連絡したら、うちにそのような名前の社員はおりませんがって言われた」
絵「へ~そりゃ…良くなーい!
  何で!?どういう事!?会社間違えてない!?
  ちゃんと宵の魔社に電話した!?」
み「したぞ。ちゃんとホームページ確認したから電話番号間違ってないぞ」
絵「そもそも何でみなこが私の職場を知ってるんだって突っ込みは後にして…。
  どういうことなの…解雇なんて一言も言われてないわよ…」
音「そういえばさぁ、何か町の外れにある何かの会社の廃墟に定期的に人来るよね」
こ「来た人は例外なく行方知れずになっちゃうのよね」
み「遺体が発見された事は一度も無いんだよね…」
絵「………。
  確かに、私が行った宵の魔社みずは町支社は廃墟だったし人っ子一人居なかった…。
  しかも立地が周りに何もない町外れ…」
み「終わったな。絵茉はきっと会社に妖怪の餌として処分されたんだ」
絵「うわああああああああ!」
音「うわぁ…酷い。
  おねえちゃん、私の漫画貸してあげるから、それ読んで元気出して」
絵「ありがと音海ちゃん。えーと、『ライチ☆光クラブ』?
  表紙的に男子中学生たちの青春物語って感じ?」
み「上級者向けの漫画だぞそれ。音海、お前酷いな」


絵「はあ…無職になっちゃった…。折角新しい服買ったのに気分最悪…。
  もうテレビ見るのすら申し訳ないし、散歩しかする事ないな…。
  それにしてもこの町は自然豊かね~。これは多分アメリカザリガニ
  駆除しなきゃ…。でも駆除ってどうすりゃいいのかな…」
麻「貴方は何も気にしなくて良いわ」
絵「わっ!」

絵「あなたは!」
麻「恵堂麻美、人呼んで超古代人魚の麻美」
絵「凄い!ヒレが」
麻「土佐金なのよ私は」
絵「へえ~土佐金…なるほど、金魚の女王と呼ばれている品種なだけありますね!」
麻「スマホで調べられながら言われると複雑な気分になるな…。
  とまあそこのアメザリの事だけど」
絵「はい」
麻「今から食べるよ」
絵「食べられるんですか?」
麻「ザリガニだからね。お嬢ちゃんもどう?
  普段はこのまま行くんだけど、ちゃんと人間が食べやすいように火も通すよ?」
絵「じゃ…遠慮なく」
麻「ほい来た!じゃ、早速七輪持って来るからソイツ見張ってて!」
絵「はーい」

絵「犬状態でアメリカザリガニ食べて来たんです」
こ「だからあの姿で帰って来たのねえ」
絵「そうなんです。ザリガニは結構美味しかったんですけど、犬に変身したら麻美さんがびっくりしちゃって」
こ「そりゃそうでしょう」
絵「あと、猫ちゃんも沢山来たんですよー。
  この町って野良猫多いんですかね?」
こ「猫?まあ確かに最近沢山いるけど…。
  というか、いきなり増えて結構騒ぎになってるんだけど。
  変に餌をあげたりしたらダメよ。音海にも口酸っぱく言ってるんだけど」
絵「はーい」

日記

今回の話は以上です。長くなった…。

今日、猫さんに手を近づけたら猫パンチ&シャーッと威嚇されました。
載せれるような写真が無いので今回も文字だけで…。

そしてTwitterが…まーた例のあの人が変な事してる…。
もうCEO辞任するんなら大人しくしてくれマジで。これ以上いらん要素増やしたらホントに人居なくなるぞ。
旅行、土曜日時点では嫌だったけどいざ行ってみたら結構楽しかったなーとか思ってたらこれだよ!
頼むから帰って来て青い鳥とライトモード。
真っ黒なロゴと真っ暗なタイムラインに未だに慣れない。違和感が凄い。
まあ私のようなイチユーザーが何とか出来る問題でもないから大人しく続報を待ちます。