深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。創作物と日記のような物。

犬と猫

本編

*前回までのあらすじ
猫と戦う事にした。

イ「犬に変身した!?
  その姿…柴リアンハスキー!?」
絵(フッ…)


音「何でどいつもこいつもちょっと見ただけで犬種が分かるんだよ…」
み「知らんぞ。多分プロには分かるんだろ。
  それより音海、目立たない位置に隠れてたつもりが、いつのまにか大量の猫たちに囲まれてる」
音「クッ…みなこ、巨大化して!」
み「おいお前私を盾にする気かよ!」
音「だって人間ごときが猫に勝てるわけないでしょ!?」
み「畜生、仕方ねえからやってやらァ、音海、しっかり耳塞げよ!
  みなこ奥義、甕星音波デーモンシャウト(適当)」
猫「に’’ゃー!!」
音「猫かわいそ…」
み「お前がやれって言ったんだよ!」

絵(ドヤァ…)
イ「犬になれたところでなんだって言うの?動物に変身出来る人間なんていくらでもいる…。
  それに動物になれた所でその身体能力に着いて行けなければ全て無意味」
絵(犬派を潰すのが目的なだけあって犬には慣れてるようね…。
 確かに私は最近この能力を身に着けたばっかりで全然使いこなせてないけど…!)
イ「しかも私はサイボーグ!
  幼少期から改造手術を重ねて来たから、体は硬い装甲に守られている!」
絵(あ、じゃああの尻尾に付いているのって…。
  ちょっと失礼)

イ「バッお前!何してんだよ!
  たしったしって!精密機械だぞ!
  …あれ、視界が…覚えてろよ…」
絵「!!!」
 (やっちまった…)

絵(やっぱりあれ触ったらまずかったよね…どうしよ…)
 「あのー…大丈夫ですか?生きてますか?」
イ「…生きてるし、私の負けでございます、ってあ、脳内テレパシーチップに…。
  あぁ、はい、はい…分かりました。…猫達!!!
  作戦変更!これからは長い時間を掛けて人間も妖怪も懐柔していく方向に転換!!!てことで、散開!!!」
猫「にゃー!!!」
絵(凄い超展開)
 「機械で仲間とのテレパシーも出来るのね…」
イ「出来る。実のところ、我々サイボーグ猫に移植された機器は全て諜報用の物なので…戦闘自体は猫の素の身体能力でするしかない」
絵「それでも人間を蹂躙出来るくらいはあるのかしら」
イ「おそらく…」

イ「あの人間何だったんだ、いきなり入って来て犬に変身して私の意識稼働装置故障させたと思ったら介抱して…。
  はー…帰ってくれたけど…名前くらいきいときゃ良かったかな」
ほ「あのー、ちょっと良いですか」
イ「あ、貴方は!この前の天使!」
ほ「猫飼うための設備について訊きに来たんですけど~」
イ「待った、どうやってここに?」
ほ「あの犬人間の後を追ってきた」
イ「無警戒だなアイツ…。えーと、ケージとか…」
ほ「あ、長くなるようなら私の家来ません?
  住むとこ見つかったんで~」
イ「え?ちょっと待って」
ほ「いいからいいから」

音「あ、おねえちゃんおかえり。
  ことりさんがごはん用意してくれてるよ。で、今は寝てる」
絵「まさか先に帰っちゃってたとは…」
音「ごめん。私中学生だから夜に出歩いてるとマズいかなと思って」
絵「それもそうね」
音「そういえば、みなこは?」
絵「え?一緒に帰って来たんじゃないの?」
音「いや、おねえちゃんに私が帰ったこと伝えて―って言ってあそこに残って貰ってたんだけど」
絵「え?そうなの?」
音「???」

み「ほまれ~」
イ「………」
 (と、隣町の高級マンション…)
ほ「二人ともどうしたの?」
み「早く帰らないとうちの音海達が心配する」
ほ「そっかぁ、でもみなこ、数日地獄から帰らないとかよくあったでしょ?
  その人たちもそこまで心配してないかもよ」

ほ「ありゃ、インターホン。誰だろうこんな遅くに」

メモ

今回は以上です。

イザベラの尻尾に付いている機械は彼女らサイボーグ猫が意識を保つのに不可欠な装置。
睡眠管理等に使用する。下手に弄ると失神してしまう。水に弱い。

日常系(?)で長々とガチバトルするような作品では断じて無いので犬vs猫の戦いは一瞬で終わらせました。

小ネタ


英「休み明けテストの勉強するから何か問題出して、莉菴ちゃん」
莉「じゃあ台形の面積の公式は?」
英「底辺×高さ÷2!」
莉「このバカタレ。正解は(上底+下底)×高さ÷2」
英「そうだったのか!クソォ…!」

日記

右肩の凝りが酷いので、何かに憑かれてるんじゃねーかと思って塩を刷り込んでみたら、なんだかスッと軽くなりました。
きっとプラシーボ効果ですねー。

一昨日?の番外編の内容、あれガッツリあそびあそばせのパロみたいなもんです。
オリヴィアが華子にメイクをしてあげたら、殴られたみたいになっちゃったやつ。

指に切り傷が出来て痛みと絆創膏のせいで上手くキー打てない。