深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

出張

本編

み「よーし起きろ絵茉、音海!」
絵「んん…」
音「今何時…」
み「朝9時!」
音「休みなんだから12時に起こして」
み「休みだとしても昼前には起きろよ!
  9時は常識的な時間だろ!コラ!
  今日はおまいらに良い事教えてやるんだよ!」

絵「みなこ、私達、ホントに悪かったと思ってるの。
  何か出来る事があったら言って」
音「人間でも出来る事なら何でもするよ」
み「ほーん。だってさことり」
こ「じゃあ冷蔵庫のタコ焼きさっさと食べちゃって、って言って貰える?
  食べ物捨てるのは勿体ない」
み「いやいや何を頼むかは私が決めるんだが?」
こ「じゃあ何でわざわざ訊いた…」
み「ぐへへへへ」

み「という事で、二人には私の仕事を手伝って貰う事にした」
絵「仕事って?」
み「まー取り敢えず現地に行くぜ」

み「ほい地獄」
音「帰ろうおねえちゃん」
み「待ちな音海。
  昨今の地獄は現世からの観光客向けに亡者の収容所以外は優しい環境になってたりするんだぜ」
音「現世からの観光客って…それ絶対人間は想定外でしょ…。
  あとここは観光地じゃないでしょ」
絵「それにみなこ…何か潮の匂いがするんだけど」
み「まっそうだろうな。ここは海だぜ」
音「地獄に海なんてある…ハッ!
  分かった、今から私達、地獄マグロ漁船に乗るのね!」
み「いや違うぜ。残念だったな。
  今回乗るのはーこの船!」
絵「す、スワンボート!?」
み「あ、それは観光用。こっちだよ。『ゴーイングミナコッポラ号』」
音「アウトだ!改名しろ!」

み「こまけぇこたあ良いんだよ。今回はな、この”嫉妬の海”でタコ漁するんだ」
音「タコ?あぁ、夏祭りに使うのね」
み「そうだ!去年私が具材提供も含めて手伝ったタコ焼き屋台が例年より圧倒的に高い売り上げを記録したんだ!
  このリヴァイアさんの管轄の超危険海域で苦労して獲った甲斐があったぜ」
絵「リヴァイアさん?」
み「私はルシファー、もといルーシーの直属の部下だかんな!
  その友達なんだリヴァイアさんは!」
絵「なるほど、だからここに入れたのね」
み「そゆことだ。さっ早く船に乗れよ」
音「はーい。タコ漁って事は―…あ!あった、あったよ!
  おねえちゃーん!見てコレ!」
絵「このおっきいの、もしかして蛸壷!?凄い!」
み「盛り上がってる所悪いが遊びじゃねーんだぞ!
  この海に居る生き物はどいつもこいつも狂暴だ!巨大タコも例外じゃねえ」

こ「あーもう11時かー。朝ご飯…は無くていいか。
  あれ、でも音海達の分作らなきゃ…ん?
  何でこんなに静かなのん…?いつもはみなこがテレビ付けて騒いでるのに。
  それどころか全然声も聞こえないし玄関に絵茉と音海の靴も無い」

こ「これは…3人でどっか行ったのね。
  よし、私も麻美呼んでお茶しよう」

メモ

今回は以上です。
みなこは地獄で高い地位を持つルシファーの直属の部下なので、それなりの財力と権力を持ちます。
なので立派な船一隻と蛸壷こさえるくらい朝飯前という訳です。

八大地獄は近代都市が発展していて、現世からの主に妖怪に向けた観光業が盛んな他、嫉妬の海などの有力者の縄張りもこちらに集中しています。
対して八寒地獄は完全な僻地であり、人口も八大地獄より遥かに少ないスカスカで面白味も無い地です。

ちなみに、先日の話で彩枦&スノドロが八寒地獄に来ていましたが、あれは完全に不法侵入です。
彼女らが来る理由は単に涼しくて居心地が良いから。日本は暑いからね…

日記

再来月は共通テスト本番です。
それより来週に迫っている期末テストという問題があるんだけどね。

ワンピースアニメが気が付いたらワノ国編に入ってました。
モリア様とペローナちゃんには早く無事に再会してほしいものです。
学校があるので8時間分くらい見逃すのですが、今のところ遡ったりしながら何とか見たいキャラやシーンは一通り見れています。
クロコダイルとかコラさんとかベビー5ちゃんとか。
レヴェリーでのお姫様たちの交流とか。
ワノ国編は飛び六胞が楽しみ。6人ともビジュアルがとても好き。
スクショが捗るぜ。

それはそうと今日は雪が降り始めた影響で電車やバスが混みまくって大変でした。
昼も夜も寒い…。
この前何故か20度超えたりしてたのに…。
自販機で買ったココアが沁みるー。