深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

水棲

本編

*前回までのあらすじ
タコ漁しに行った。

こ「いらっしゃい麻美ー。
  はい静岡のお茶と福岡銘菓ひよ子

麻「静岡のお茶は解るけど何でひよ子?九州行ったの?
  あと私最近出番が無くてめっちゃ心配してたわ!」
こ「仙人に迷惑かけたからそのお詫びに北海道の名産品買いに行ったんだけど。
  この町に帰るついでに他の県のも色々と」
麻「それでわざわざ九州まで行ったの?
  ことりは相変わらず食に関する価値観が独特ね~」
こ「それもあるけど、鳥だから飛びたいのよ」
麻「そっかぁ。私も魚だから泳ぐの好きだしねえ。
  ところで音海達は?玄関にことりの靴しか無かったけど」
こ「何かどっかに行ったみたい。
  書き置きも何も無し。絵茉も音海も生身の人間だからまさか地獄に行ってるなんて事はないと思うけど」

み「お前らはタコ漁ってどんな流れでやるか知ってるか?」
絵「知らない。音海ちゃんは?」
音「私も知らない」
み「ふっふっふ。まずはそこの蛸壷を海に沈める。
  普通のタコだとしばらくほっとく必要があるけど、地獄のタコはすぐにかかる。
  で、すっぽり入っちまったところを引き揚げてボコボコに締めて気絶させて終了」
絵「気絶させる必要は…あるの?」
み「なにしろ狂暴だからな、必須だぜ。
  音海ー、そこの蛸壷持ってきてくれや」
音「重いよー。中学生の力じゃ無理ー」
み「やっぱ私がやるぜ。ほらよ」
音「おおっみなこの魔力で蛸壷が勝手に転がって行く!」
み「ふっふっふ。スゲーだろ」
絵「凄いよみなこ!」
み「そうだろうそうだろう。お前らのストレスを魔力に変換したんだぜ」
絵「あー…そう」
み「一気にテンション下がりやがる」
音「そういえばさぁ、水場なんだし麻美さん呼ばないの?」
み「アイツは淡水魚だろ」
音「人魚に淡水も海水も関係ないらしいよ」

麻「地獄かあ。私の親も地獄に落ちたんかなあ」
こ「麻美の親って?」
麻「何か私、親がどっちも人間らしくてさあ。まだ母親のお腹の中に居た時に、母親が飼ってた金魚の怨霊に取り憑かれて金魚の人魚になっちゃったんだって」
こ「どうしてペットの金魚が怨霊になったの?」
麻「当時は一夫多妻が普通にあったから、妾だった私の母親と正妻の間に色々トラブルがあったみたいで、金魚はその巻き添えになった。
  それで、生まれてから最初に見たのが、私を不気味がって川に投げ捨てる父親だった」
こ「可哀想…。
  親はそれじゃ地獄行きでもおかしくないわね」
麻「ことりは何かないの?昔の話!」
こ「私は別に…タコが憎いだけで…」
麻「何!?タコへの恨みって!聴かせて!」

メモ

今回は以上です。

ことりは北海道出身で、タコと浅からぬ因縁があります。
あと綺麗好きで、汚れた水は嫌い。

麻美は出生が複雑ですが、生まれた瞬間に捨てられたのが幸いしてか、しがらみなどは皆無なようです。
ちなみに彼女は全ての金魚の品種を網羅しているようです。

日記

頭が痛いです。

明日から期末テストです。頑張ります。
しかも期末テスト終了の翌日は模試です。相変わらず生徒に厳しい学校やで。

最近姉によく愚痴交じりの相談をされます。
人間関係での苦労があるようです。妹として上手く解決するのを祈ります。道のりは厳しそうですけど。

今日久々に東方やりました。
今まではアニワン見ててやる暇がなかったので。
虹龍洞です。3回被弾しました。これだからランダム系の弾幕は。

今日はこの辺で。おやすみなさい。