深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

細切れ

本編

音「ことりさーん、死なないでー」
こ「早くタコ切っちゃって」
音「あの本ではサラッと流されてたけど、ことりさん過去にタコと何があったの?」
こ「別に…特に何も…ただ8本の足で絡み付かれて、両腕と両足を締めあげられて、お腹も同じように…タコの足が私の腰を這いまわって…その上口をこじ開けられて、喉の奥に…」
音「あー…。うんわかった。
  全く、タコってのはどいつもこいつもどエロ野郎ばっかだよなー」
絵「音海ちゃーん!タコの捌き方ってよく分からないんだけど、こんなんでいいのかな。
  足全部切り離して一口サイズに切ってみたんだけど」

音「頭は?」
絵「適当に刻んだ」
音「まーそれでいいんじゃね?タコ焼きに入れちゃえばどうせ何も分かんなくなるし」
こ「あんたたちねえ…食に対する意識が低すぎでしょ…。
  特にそのタコ焼きは人に売るもんなんだからもっと気を遣いなさいよ!」
絵・音「す、すみませんでした!」
絵「タコの諸々ネットで調べて来ます」
こ「よろしい。じゃ、私はタコなんて見たくもないからまた寝るわね」

麻「対処法って何よ」
み「ふっふっふ、それはなー。金魚掬い屋を襲う事だ。
  店主を締めあげたら屋台を潰して金魚を全部回収してトンズラすればいい」
麻「そんな事出来る訳ないでしょうが!祭り会場は禁域内よ!」
み「妖怪なんだから人間襲う気概くらい見せやがれ!」
麻「そういう問題じゃねえ!
  それにまた人魚は災害を呼ぶみたいなデマが拡散される!」
み「じゃあ敢えて今年も店主を引き受けるんだ。そして金魚を祭りの準備が始まる前にまとめて回収だ」
麻「えー何か…何か…」

英「そうだ莉菴ちゃん、もうすぐ夏祭りだね!」
莉「行かない」
英「即答!なーんーでーよ!行こうよ!楽しいよ」
莉「人の沢山いる所は嫌いだ」
英「私は好き!」
莉「じゃあ私達は根本的に合わないみたいだな。姉妹の縁を切ろうぜ」
英「やだ!ほら、夏祭りって美味しいモノ沢山あるよ!タコ焼きとかかき氷とか!
  食べ物以外にも射的とか籤引きとかさー!」
莉「その前に進路とか、夏休み課題とか、文化祭の準備とか色々あるだろお前は」
英「話を露骨に逸らすんじゃなーい!
  1日くらいそれらをサボったって世界は終わらないよ!今年こそは引き摺ってでも連れて行くからね!」
ア「もし、そこのお嬢さん方」
英「へ?」
ア「みずは町病院というのはここで合っているでござりますかな?」
莉「………」
英「あ、合ってます…えーと」
ア「はっ、拙者、アイザックミームキトゥンと申す者でございまする。
  イザベラ・ミームキトゥンの兄に当たる者であるからして」
莉「兄?」
ア「妹の救助要請を受けてノルウェーから飛んで参りました」
莉「ノルウェーって、どうやって?」
英「というかノルウェーって何処?」
ア「それは機密事項でござる。
  ところで、手術室はどちらで?」
英「そこに院内マップありますよ」
ア「おお、ありがたいでござる。
  それでは、拙者はこれで」

英「何あの人」
莉「分からん」
英「イザベラさんのお兄さんって言ってたけど、全然似てない気が…」
莉「まあ、似てない兄弟なんて世界に星の数ほどいるだろうし…」

メモ

今回は以上です。
12月に入っていよいよ現実と作中の季節の違いを実感するようになりました(適当)。

日記

INDETERMINATE UNIVERSEのoff vocalバージョンを見つけました。
作曲者のゆうゆさんのトピックチャンネルから。
トピックチャンネルって調べたら本人関係なく勝手に出来るもんらしいですねー。
いやーINDETERMINATE UNIVERSEのoff vocalずっと探してたので助かる。
カラオケバージョンやピアノアレンジからは得られない何かがありますよねー。
この曲は4年前放送されたケムリクサというアニメのEDなのですが、商業アニメにも関わらず歌っているのが初音ミクという異例の曲となっております。
しかも最終回では後半から声優さん達が歌うバージョンに切り替わると言う神演出がなされます。

いやーケムリクサはいいですよー。
ファンの方々による考察を見る前と後だと味わいの深さが違いますよ。
多分今もアマプラで配信されてると思うので、まだ未視聴の片は、たつき監督のTwitterにある前日譚も一緒に見てみて下さい!
ちなみに私の最推しはりょう姉です。

以上!

これからも時々好きな作品について語るぞ!