本編
ス「祈莉って言ったら、あの…」
彩「あの祈莉大先生よ」
ス「アメトリンとサファイアとウォーターメロンの生みの親」
彩「そう、つまりワタシの恩人とも言える」
ス「で、この蝶は…?」
彩「聞いた事がある、魔界では蝶を人にあんまり聞かれたくない事を伝えるのに使うと…。
魔界人の耳は蝶の微かな囁きを聞き取る為に大きくなったんだとさ」
ス「じゃあこの蝶はメッセンジャーって訳か」
彩「だろうね。何言ってるか聞いてみるか」
ス「………」
彩「………」
『明日朝の5時5分きっかりにみずは町の希望ヶ丘公園に来て。話があるの』
彩「聞こえた?」
ス「うん」
彩「今何時?」
ス「夜の5時」
彩「よし、時間いっぱいあるし、久々にちょっとみこっちゃんの顔見に伊野紙歌町行くか!」
ス「そうだね。久しぶりって程時間経ってないけどね!」
▲
命「昴さん、ミートソース美味しいです」
昴「ああうん、それは良かった。
それで、この町の結界は、昔は祈莉という人物が、今はめごかが管理してる」
命「祈莉さん?どなたですか?」
昴「ああ、昔の人…私とめごかの友達。今は居ない。
めごかと、祈莉と、私の三人でここの結界を作った」
命「重要人物なんですね!」
昴「そうだな。変な奴でもあった」
命「彩枦さんとどっちが変な人度合い高いですか?」
昴「流石に彩…いや、どっちもどっちかな」
命「ごちそうさまでした」
昴「ああ、食器は水ですすいでそこの流しに置いといてくれ」
命「はーい。ご飯、ありがとうございました。お昼も」
昴「どういたしまして。料理は好きだから遠慮するな。
見ろめごかを。自炊する気ゼロだ」
命「でも、自分の作ったご飯を幸せそうに食べて貰えると嬉しいですよねー。
彩枦さんは…彩枦さんは基本うどんしか食べなかった…」
昴「何なんだアイツは」
▲
彩「こんちゃー。宇宙人の彩枦ですー」
め「あ、彩枦ちゃんにスノドロじゃん!聞いて!大ニュース!」
ス「どうしたの?」
め「じゃじゃーん!サファイア復活!」
彩「おー、失くした奴か!見つかったの?」
め「ううん。別の手段で」
彩「へえ、何はともあれ良かったじゃーん。今まで謎の交換妖術で誤魔化してたもんな」
め「今日からはあれと併用するよ」
彩「するな!元々その他人の能力奪う能力なんて凶悪無比の極みだろ。
つーかソレのせいで私は窒息と重力で死ぬところだった」
め「それはアメトリンに異星の大気と重力に適応出来る能力を詰め込んだ祈莉ちゃんに責任があるだろっ」
ス「命、元気?」
命「はい、お陰様で!」
ス「…その不穏な刃物は何?」
命「何って電動メスですよ」
ス「その隣の接着剤と鑢は何?」
命「これは石妖とか、無機物の妖怪の治療に使います」
ス「無機物妖怪ねえ…。
何か随分雰囲気変わったね。まだ一週間も経ってないのに」
命「吹っ切れました。この町で医者として頑張って行きますよー」
ス「そっか。良かった」
命「そういえば、私、家賃の請求とか特にされてないんですけど、何でなんですかね?」
ス「家賃って?」
命「ほら、彩枦さんが家賃がどうって言ってたじゃないですか」
ス「あーあれはね?ねえ昴」
昴「うちでは家賃は徴収しない。
彩枦のアレは私への借金だ、割としょーもない。
借金を家賃と言い換えて月ごとに返させてるだけだ」
命「そ、そうなんだ…。
あの人、何で借金なんか…」
ス「学園ハンサム完全版とカブトボーグDVD全巻とメルカリの呪われたお面(出品者談)を買うためのお金」
昴「な?しょーもないだろ」
命「学園ハンサムとかがどういう物か分からないからよくわからない…。
でもお面はダメですね。でもしょーもない物を集めるのは楽しいかもしれませんね」
ス「ま、イロロなんてそんなもんだ。だから命は家賃払わなくていいんだよ」
メモ
今回は以上です。
命の気持ちの切り替えがやたらと早いのは、妖怪だからかもしれないですね。
今や彼女は立派な妖怪なので。
妖怪は人間と精神構造が違うのです。
日記
オッドタクシーというアニメを知りました。
youtubeで期間限定全話配信してたので見てみる事に。
あんまり見た事のないタイプのアニメなので新鮮な気分。
ここ数年で見たアニメで印象に残ってるのは2年前位にアマプラで見たキルラキルとケムリクサくらいしかない。
あと今配信してるワンピース。
キルラキルって今年で10周年なんですね。
時が流れるのは早い。まだ10代なのにそう感じます。
最近全然アニメ見てない。
推しの子もフリーレンも見てない…。
時間が無いからね…。
オッドタクシーの感想は全話見終わってから語りたいです。
X全然動いてないです。
タイムラインざっと見てフォロワーのポストにいいねするだけ。
面倒くさがりだしSNSあんまり向いてないかも。
マイペースに動かせるブログの方が向いてるのかもなー。