深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

死の神社

丹「命、もし毒を持った蛇に噛まれたらどうする?」
命「死を待ちます」
丹「生きようとしようよ!
  毒にやられたら血清を使うんだよ」
命「血清って何ですか?」
丹「毒の治療に使う物。人間が作った。
  まず生物から毒を絞り出して、それを羊なんかに投与して体内で抗体を作らせるの。
  抗体が出来たら、それを採取する」
命「そうなんだ…」
丹「人が毒を摂取し続ける事で体が慣れて耐性が付くこともあるんだって」
命「それって、一度罹った病気に罹りにくくなる様なもんですかね?」
丹「そうかもね。
  最近だと人間の間では、事前に弱めた病原菌を打って抗体を作っておいて、流行り病に備えるってのが常識みたい。
  まあ私はそこの本で読んだだけだからよく知らないね」

命「丹心さまは触って吸い取るだけで終わるから、医療の知識が必要ないんでしたよね」
丹「そうそう。命みたいに重篤な感じの子は何回も触れる必要があるけどね」
命「そういえばここの本ってどこから手に入れたんですか?
  他の神様から貰ったとか?」
丹「んー。解らない。気が付いたらあった」
命「そんな適当なー」
丹「適当にやって生きていけたからね、仕方がない。
  家事も自分しかいなかったから出来るようになったけど、命が手伝ってくれるようになってから何だかよくわからなくなった」
命「その代わりに私が家事が上手くなったからバランスは取れてるんですけどね」
丹「そうかな…そうなのかも。
  まー私がいつか居なくなっても安心だね」
命「………」

メ「そういうコト。なかなか覚えが良いじゃない、アンタ」
命「ありがとうございます、頓宮さん」
メ「この短い間で覚えた医療知識なんて付け焼刃みたいなもんだと思うから、帰ったら自分で改めて勉強しなさいね」
命「解りました!
  あ。そういえばさっき人体の構造を見せてくれるって言ってませんでしたっけ」
メ「あー、それはもう遅いし、また今度ね。
  まあ機会が無かったら彩枦のバカの腹の中でも見りゃあ良いわ。」
命「でも彩枦さんって腕がもげてもすぐに元通りくっつく変な体質ですけど、参考にしていいんでしょうか」
メ「いいんじゃない?それよりもう6時だからご飯食べるわよ」
命「は、はいぃ…」

メモ

今回は以上です。久々の番外編。

丹心さまはですねえ…触れるだけでどんな病気も怪我も治せるので(症状の重さによっては何度も触れる必要あり)、医療知識はマジで本でざっと読んだ程度しか無いと見て間違いないでしょう。
本人も言ってる通り適当。
丹心さまが適当になっていくほど命はしっかりして行く…。

頓宮さんは普通に大雑把なので、ぶつくさ言いつつ命を受け入れてくれたようですね。
唐突にウシガエル食って命を驚かせたりしますが。まあ衛生面はしっかりしてるでしょう。
暇な時間は気まずいのでぽつぽつ医療知識伝授してたようです。

という事で命は最終的に伊野紙歌町の医者になろう!という結論に至ったのでした。
めでたしめでたし。

日記

早く休日になって💖
エニワンで流れるエッグヘッド編開始のCMのBGM好きです💖

煮付けの話題で今更ちいかわに興味を持ちました。
ワンピースに興味を持ったのも実はfilm REDがキッカケなのでまあ、話題になるとピクシブ百科事典とか見に行ったりするのです。

以上です。
最近風冷たすぎんよ~