深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

夜警

扉絵


本編

彩「…あ、朝か?スノドロ今何時?」
ス「ぐーすかぴー…」
彩「爆睡してやがんなぁ、時計見るか。
  あークソアナログだから午前か午後が分かんねーよ」
め「すー…」
彩「めごかちゃーん、起きな!」
め「何でぇ?」
彩「朝やでー」
め「えー、夜でしょ、寝る時間だよ、ほら彩枦ちゃんも」
彩「全く仕方ない奴だなー、めごかは。そっちがその気ならしゃーない」
め「新参の分際でこの私を呼び捨てするなよ」
彩「えっすみませんっ。けどワタシ来てからもう数年経ってるよね」

命「今日の朝ご飯は私が作ったハムエッグとチーズ揚げです。
  昴さんのリクエストですよー」
彩「そこはかとないばるさんからの怨念を感じるメニューだぜ…」
め「みこっちゃーん、そこの食パン取って下さーい」
命「はあい」
彩「めごかちゃんは何も感じないの~?」
め「ハムとチーズ出したの彩枦ちゃんだからね、仕方ないね」
彩「そうっすね。
  あ、今思い出した、横須賀のマンションの家賃払わねーと」
め「払えるの?」
彩「一応。ワタシんちガチ事故物件だからさ、最早そこら辺のボロアパートより家賃が安いまであるんだわ。
  今日も今日とて今月分の家賃を払う為の日雇い労働する為に町に繰り出すぜ」
め「定職に就きなよ」
彩「嫌だね。ワタシはずっと無職でいるんだ」
命「めごかさーん、はいどーぞ、食パンです」
め「ありがとー、あとでオセロやろうね❤」
命「良いですよー」
彩「みこっちゃん、ワタシにもパンプリーズ」
命「はいどーぞ」
め「で、彩枦ちゃんって、普段何して金稼いでんの?バイト?」
彩「や、知り合いに見られたくないからバイトはしないんだわ。
  何年か前に居候させてた女子高生に普通とコンビニのレジで目が合ってしまって…」
命「彩枦さんの資金源って、ヴァンパイアハンター時代の貯金ですよね?」
彩「それはもうとっくに尽きかけてるから。一応殺し屋稼業で細々稼いでるんだ」
命「また物騒ですね」
彩「前払い制だから必ず金だけは手に入る仕組みってワケ」
命「お金はちゃんとした方が良いですからね。よく分かんないですけど」
彩「この町基本金使わないからなー、仕方ないわな」
め「まあでも一応彩枦ちゃんは無職じゃないよ、書類上はうちの戦闘員兼住民勧誘担当ってなってるから」
彩「書類上じゃねーか!」
め「皆自由にやってる町だからそこはね」
彩「戸籍上の名前と本名が違う奴も多いし、ガバガバだわなあ、この町」
め「大事な事何十年も言い忘れてた!とか普通にあるからね」
彩「それでも治安はすこぶる良いんだぜ、みこっちゃん」
命「ですよねー」

め「いやああああああ」
命「な、何かごめんなさい…」
め「また負けた…オセロも駄目…」

メモ

今回は以上です。

シャリタツって可愛いですねー。ゲームやってる時は気付かなかったんですけど、二次絵見てるうちにめっちゃ可愛いなこの子!?と思うようになりました。

伊野紙歌町はみずは町にすら馴染めなかった社会不適合妖怪が集まる町(集落?)ですが、治安はすこぶる良いです。
みずは町も(妖怪目線では)結構治安良いんだけどね(妖怪目線ではね)。
理由は自分も他人もヤバイ奴だって解ってるから。皆一定の距離を置きあっています。

日記

最近聞いてる曲ぺたぺた
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