深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。創作物と日記のような物。

惑星鳴動して虫一匹

本編


彩「終わった…何もかもが」
ス「吸血鬼のゾンビ騒動収束と昴への借金完済と謝罪行脚完遂おめでとう」
彩「いやー、こうも清々しい気分になるのはいつぶりかねー。
  全く、八寒地獄は最高だな!」
ス「氷も綺麗で景色も良いし、涼しいもんね」
彩「地獄の鬼の鬼のようなパシリをしてまで不法侵入の許しを請うて良かったよ~」
ス「いやでも、普通に物売ってくれたよね、あの露店とか、不法侵入者に」
彩「地獄は人の出入りが激しいから、店の人とか誰が勝手に入って来たとか解らないんでしょ」
ス「というか地獄のお金はどこから…」
彩「あれ、スノドロ知らなかった?今のあの世は現世と同じ通貨が使えるんだよ」
ス「どうなってんだこの世界の経済」
彩「因みに、星によってあの世は違うらしいね。イキルスの魂はイキルスのあの世に、地球の魂は地球のあの世に行く」
ス「まあそうだろうね。彩枦は今地球に住んでるから地球の地獄に来てるけど。
  あっ何か唐突に彩枦と会った日の思い出語り合いたくなった!」
彩「え?何いきなり。別に良いけど。
  懐かしいねー、アメトリンパワーでいきなり地球に飛んで来たと思ったら、目の前にスノドロが居て、何故かスノドロはイキルスの言葉解るんだから」
ス「今はほぼ忘れちゃったけどね」
彩「でさあ、アンタがワタシの事嗅ぎまくって、凄い覚えのある匂いとか言い出して」
ス「凄く慣れ親しんだ感じがしたんだもん。それで気が付いたら一緒に居たんだよねー」
彩「スノドロの日本語講座楽しかったわ」
ス「その後二人して英語勉強して、一旦日本出て、ヴァンパイアハンター稼業で日銭稼いで…」
彩「スノドロと会ってからだよね、今の見た目になったの」
ス「そうだっけ?や、やっぱり会う前からその見た目だったよ。でもまあ、何か当時言ってたよね、『虫に食われる死体から死体を食う虫になった』とか」
彩「言ったっけ、もう何も覚えてないわ」
ス「人間食わないと感覚とか記憶死蝋児に食われるんだっけ、彩枦」
彩「うん、そうだよ。まあでも痛覚みたいな要らない物とか、嫌な記憶を食べて貰えるから、上手くコントロールすれば悪い事は無いよ」
ス「…それで、再生能力維持して貰う為に、結構大変だったねー。死蝋児が死体食べたがるから」
彩「残った魂は毎回スノドロが吸収してくれたんだわなあ。
  今は血の池地獄の血で凌いでるんだけどね」
ス「楽しかったよねー、追っ手から逃げるの」
彩「ワタシらが全面的に悪い事も含めてね。お陰で逃げ足がアホみたいに速くなってしまったわ!」
ス「なんやかんや、二人で居たから今がある感じがするね。喧嘩もいっぱいしたけどさ」
彩「現在進行形で楽しいから、まあ良い事だよ。スノドロ」
ス「うん」
彩「今も昔もこれからも、ずっとお互いの希望となり」
ス「慰めとなって行くんだよね、スノードロップ花言葉通り」
彩「中二臭くて言うの恥ずかしいわな、これ」
ス「でも定期的に言わないと彩枦忘れそうだよ」
彩「失礼ね、本当に大事な事は死蝋児にはやらないわよ」
ス「はいはい。じゃ、そろそろ帰ろっか、現世に。昴達にお土産買っていこう」
彩「地獄うどんな」
ス「いいや地獄中華麺でしょここは!」
彩「お前な、借金完済記念の鍋パの締めはうどんだっただろ!?つまり伊野紙歌町と言えばUDON!」
ス「何その理屈!意味分かんない!」
彩「はいはい、ちゃんと両方買うよ。てかさ、今更思ったけど、スノドロって結構弟キャラじゃない?」
ス「どこが!?いつ弟ムーブした!?」
彩「今何となく思ったんだってばよ。ほらさっさと買ってさっさと帰るぞ、生者ばっかの世界!」

メモ

とりのあしは以上です。
何かもう色々ハチャメチャだと思いながら、最終回です。
彩枦は命に着せられた白衣を着ています。

なんか矛盾点あったので修正しました。

これからはとりのあしsecondseasonが始まります。
需要あるのかは不明。少なくとも私には大いにある…はず。

日記

最近ハッピーシュガーライフのアニメ見ました。
男女問わずキャラデザが可愛くて好きです。
一番好きなシーンはさとちゃんがしょうこちゃんをやっちまう所…