深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

祝家

本編

み「きゃーーーーーー!侵入者よ!」
ほ「何言ってるのみなこ、私よ」
み「やっぱ不法侵入者だな!」
ほ「失礼な」
こ「みなこは」
雪「うちに勝手に来たんです!攫ったりとかしてません!」
こ「あらそう。ご迷惑お掛けしました。申し訳ございません。
  ほまれさんごめん、騒ぎ過ぎたみたい」
雪「いや、本当に殴られた訳じゃないし別に…」

み「たーすーけーてー」
ほ「みなこ失踪の原因はお前がゴルァ!」
雪「ひ、ひぎゃー!」
こ「だから誘拐とかじゃなくて、みなこが自主的に失踪したって!」
ほ「は?」
み「そうだ!私を解剖しようとする人の皮を被った悪魔から逃れてここに来たのだ!」
こ「悪魔はアンタでしょうが」
み「ハッ!そうだった!
  ところでどうやってここを特定したんだ?」
ほ「GPSだってさ」
み「そういえば私の身体にはそんなもんが付いてるんだった…畜生音海め何て物を」

こ「という訳だからほまれさん、今から彼女に謝罪を…」
ほ「本っ当に申し訳ございませんでした!今回の件は誠心誠意お詫びさせて頂きます!」
雪「あ…そう…じゃあいい死体あったら教えて」
ほ「寿霊市の西端にある無駄にデカい家の庭に中高生くらいの女の子の死体が埋まってます!」
雪「どうも。辿り着けるか分かんないから地図くれるとありがたいナ」

音「キョンシー達が…全員殴り倒されてる」
絵「物騒な…変なもんも散らばってるし…何コレ、お米?」
音「丸っこいしもち米じゃないかな…、あ、あそこだ、イワイハウス」
絵「丁度良い窓があるから覗いてみる?」
音「うん。ついでにそこの木になってる桃取って」
絵「人んちで育ててる果物勝手に食べちゃダメに決まってんでしょうが!」
音「冗談!」
絵「今私達にとって一番洒落にならないでしょ、”冗談”は!」
音「わ、解ったよ。次みなこと顔合わせたら即謝罪だね」
絵「そりゃそうね」

こ「じゃ、みなこ、帰る?」
み「嫌だ!音海が私を解剖しようとする限り帰らない!」
ほ「ならうちにお泊りね♪」
み「じゃあそうする。ことり、ほまれんちに私の物送って」
こ「めんどくさ」
雪「あのー。そういう事は外で…」
こ「それはそう。本当にごめんなさいね、明日にでも改めてお詫びに参りますので、私達はこれで」
雪「はーい。菓子折りは萩の月六花亭のチョコで」
こ「どっちも一部の地域でしか売ってないやつ…。
  でも北海道は私の故郷だから、六花亭行くか…」
雪「北海道行けるなら蟹とイカ白い恋人と塩ラーメンも!」
こ「…了解」

英「はやみっちー、来たよー!」
メ「ちゃんと例の猫、連れてきてくれた?」
英「連れて来たよ、ほら」
イ「びょ、病院…?何で…?
  予防接種?避妊手術?」
メ「どっちもしてやってもいいのよ」
イ「ひぃっ」
メ「今日はアンタに言いたいことが山程あってねぇ…」
イ「ま、まさか…」
メ「この前町中に猫ばら撒いたのアンタでしょ!お陰で私が何徹したと思ってんの!」
イ「ごめんなさいー!」
メ「動機やら猫の出所やら洗いざらい話して貰うわよ!」
イ「すみませんでしたー!」

英「あ、莉菴ちゃん、今日も病院来てるの?」
莉「待合室に置いてある漫画目当て」
英「それセーラームーン?」
莉「うん。ハヤミ先生の好みで揃えてるからラインナップは謎だけど、色々ある。
  最近はジャンプ系が大量入荷した」
英「絶叫学級あるじゃん!あ、この『校舎のうらには天使が埋められている』ってやつ面白そう!」
莉「校舎のやつは軽い気持ちで読まない方が」

メモ

今回は以上です。
頓宮さんは、何十巻も出ているコミックスを一気買い出来る程経済的に余裕があるようです。
だから莉菴に治験バイトの給料をしっかり払えているんですね。

今回出たお菓子や漫画は完全に私の記憶から掘り出した物です。
絶叫学級、みらい文庫のノベライズ版は何巻か持ってます。いつか漫画版も買おうかなー。
つばさ文庫やみらい文庫、面白いお話が沢山あるのですが、私はもう対象年齢から外れてるので買い辛い。
高校生になってからもつばさ文庫の某シリーズを買い続けた姉は素直に凄いと言わざるを得ない。

日記

ワンピースアニメ無料配信見てます。
学校に行ってたので頂上戦争編まるっと見逃しましたが。

追記:脱字あったので修正しました。