深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

寝たり起きたり

本編

久々に会った祈莉から話を聞いた彩枦は、色々と居た堪れない気持ちになって、不貞寝。
からの二度寝

彩「を繰り返してたら1週間経っていた」
ス「寝すぎ!」
彩「今は夜か。とりあえず血の池地獄で汲んで来た血でも飲むか」
ス「…ずっと思ってたけど、亡者の血なんか飲んで美味しい?
  新鮮な生きてる人間の血の方が良くない?」
彩「好みは人それぞれだろっ。
  死のエネルギーを纏ってる方がゾンビ的には美味しいんだ」
ス「流石死体」
彩「死んでるから死なないのが我々死体と死霊コンビの強みなんだからな!
  そうだ、大先生との話の内容ばるさんとめごかちゃんに伝えないといけないんだった」
ス「話の内容覚えてる?」
彩「一応」

彩「こんちゃー。あれ?めごかちゃん、ばるさんは?」
め「百花山の方に行っった」
彩「みこっちゃんは?」
め「寝た」
彩「お、キョムキョムゼリーおるやんけ。
  お前今まで何してた?」
ク「………!」
め「いじめないでよ」
彩「すみませんでした」
 (あーどうもシャッキリしてると思ったらこのスライム出してたのか)
め「話は30分前まで遡るよ」
彩「あ、うん」

昴「それじゃ、行って来るから、鍵はこっちでかけるから弄らない事、もう町の皆は寝てる時間なんで近所迷惑になる様な音は出さない事」
め「い、言われなくてもわかってるよー」
昴「あああと、アイツ、そろそろ固まっただろうから冷蔵庫から出してやれよ」
め「完全に忘れてた。そうだね、そろそろ」


め「クリュソテミス~外だよ~。タッパ開けるねー」
ク「~~~!!!」
め「久々の酸素はどんな感じ?」
ク「ーーー!!!」
め「嬉しい?」
ク「ーー!ー!」
め「良かった。今まで忘れててごめんね」

彩「ほーん。キョムキョムゼリーよ、相変わらず良い触り心地してんな。
  バズるASMR動画が撮れそうだぜ」
ク「ーー!ー!ーーー!!!」
ス「キョムキョムゼリーって呼ぶなだって」
彩「そういう事はこんなあだ名付けたばるさんに言って欲しい」
め「スノドロはクリュソテミスが何て言ってるか解るんだっけ?」
ス「うん。解るよー」
め「クリュソテミス喋れないからなー。私も実は雰囲気で意思疎通してるつもり」
ク「!!!???」
め「ホントに解らないんだもん」
ク「………」
め「そ、そんな顔されても困る」
ク「ーーーーーーー!!!」
ス「てっきり通じてるもんだと思ってた、だって。
  ところでクリュソテミスってどういう意味?」
め「黄金の掟って意味だよ」
ク「!!!~~~!!」
ス「カッコいい!だって」
め「ちなみに昔辞書で見てカッコいいと思った単語を適当に選んだ」
ク「ーーー…」
彩「分かりやすくしょんぼりしてやがる…。
  なあめごかちゃん、今日は祈莉大先生の話の内容を伝えに来たんだけどさ」
め「祈莉ちゃん!何て言ってた?」
彩「魔界がヤバいから助けて欲しいってのと、めごかちゃんとばるさんを今でも愛してるよって」
め「ホントー?照れちゃう💖祈莉ちゃんってばうちらの事忘れてないし大好きなのね💖
  うん、後で昴ちゃんにバッチリ伝えとく。
  いやー、思い出すねー。祈莉ちゃんとの出会いからこの町が出来るまで」

メモ

今回は以上です。
次の次くらいからわかりやすく過去編入るよ。

これはキョムキョムゼリーにマッサージしてもらうスノドロ。
クリュソテミスはファンタオレンジみたいな色をした、触り心地の良いスライム状の謎生物です。
めごかはなんとなーく何を言いたいのか解る。
スノドロは非人型のマスコットキャラ同士通じ合っている。
彩枦や昴、命なんかは何言ってるのか全く分からない。

日記

気が付いたら共通テストがすぐそこに。こわー。
最近右肩の凝りが復活して来ました。つらー。