本編
英「あっ!」
莉「?」
英「夏祭りで川合さん達の屋台に行くの忘れてた!今思い出した!」
莉「インパルスに帰って来てから思い出されても」
英「行くって約束してたし、地球に帰ったら謝らないと。
それにしても帰って来たねーインパルス。相変わらず狭いねー」
莉「私達が留学に行く前よりも更に狭くなってる」
英「人間のエゴでエコンがのびのび生きられなくなっちゃってるよね」
莉「道だけじゃなく家も狭いからな…。
やっぱり増える一方で日に日に窮屈になっていくこの星の人間は滅んで良い」
英「確かにそれもそう。
というか人間が滅んだ暁には、エコンがこの星の全ての生物の頂点になるとかでもいーよ」
莉「そこまで?」
英「とりあえず実家に帰るかー」
★
麻「店の名前どうする?」
こ「私ネーミングセンスないから、お任せで」
麻「じゃ、『スナック山海』で。どっちがママやる?」
こ「ジャンケンで決めよう」
麻「いいね。さーいしょーは」
こ「パー」
麻「う…嘘だろ?
良い年して小学生のガキみたいな事するとは思わなかったよことりちゃん!?」
こ「昨日お酒飲んだから、まだ酔ってるのかも」
麻「ホントに~?ま、別にチーママでもいいや。じゃあ次は店の内装とかメニューとかを」
こ「婆娑婆娑の焼き鳥とか?」
麻「良いね~塩とタレの二種類を…って妖怪向けの店で妖怪の肉を出すな!色んな意味で!」
★
川「………トシ」
粒「トシって呼ぶなっつってんだろうが」
川「夏祭り…結局、英莉様、来ませんでしたね」
粒「割とのんびり適当に生きてるタイプだから忘れてたと思われる」
川「だと良いんですが…それ以外の理由だったら落ち込む」
粒「俺からはあえて何も言わんぞ」