深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

退路なし

本編

英「読む?八衢やちまたそよぎ*1短編集。
  莉菴ちゃん漫画はジョジョしか読まないでしょ」
莉「ジョジョって言うか荒木飛呂彦作品全般…。
  まあ解った、読むけど…。ん?あれ?このキャラ何で普通に生きてるのに過去編で死んでるんだ?」
英「そういう展開は八衢作品ではよくあるから!」
莉「あと台詞が妙に頭に残るな…」
英「それは八衢語録だね!」
莉「語録て。絵は耽美な感じと少女漫画みたいな感じが使い分けられてて上手いのに内容がトチ狂いすぎてんだろ…」
英「それもまた八衢作品あるあるだから。
  ヴィオレットが初連載なんだけど、担当編集さんが頑張って矛盾とかが発生しないようにしてるみたい」
莉「大変そうだな…」
イ「お邪魔しまーす。入りまーす。英莉さんいますかー。
  今日はお兄ちゃんも来てまーす」
英「お。来たみたい。莉菴ちゃん、テキトーに読んで待ってて!」

ア「イザベラ、猫屋敷家に到着したでござる」
イ「…ん、もう?」
ア「意外とうちから近かったようでござるな」
イ「そうなんだあ。
  ねえ、さっきまで夢見てたんだよね。金髪で、ピンクっぽい目の清楚系天使が出てきたんだけど。
  何か猫抱えてにこにこしてて、何も言わなくて。
  記憶に無いんだけど、絶対どこかであったような気もするんだよね」
ア「うーむ。夢は心を映す鏡とも言うし、猫を抱えていたという事から、イザベラの内なる願望の具現化では無いかと考えられるが…。
  詳しくはわから」
イ「さっすがお兄ちゃん!頭良いー!
  天使について色んな人に聞いてみたんだよね、宵野間家の人とか、あのヤバ医者とか、人魚とか鳥とか、猫屋敷の姉妹とか、仙人とかにも。
  でも皆知らないんだって」


ほ「おお、本当に私の痕跡が無くなっている」
み「ようほまれ、おめーがしつこく言うから頼み込んでやったぜ」
ほ「ありがとー。みなこの知り合いの方、本当にやってくれたのね」
み「ああ。アイツにかかれば個人の痕跡を抹消するのに10秒もかからねえ。
  なんせ地獄に住み着く最強級の妖怪だぜ」
ほ「ここで友達っぽい関係になった子も居たし、ちょっと名残惜しいけど再出発の為だから仕方ないね」
み「立派な羽しやがって。結局お前、善行積んで更生なんて1ミリもしなかったな」
ほ「元々天界に戻る気なんて更々無かったし」
み「ま、生前に蜘蛛一匹助けた程度で釣り上げて貰えるガバガバな世界だもんなー」
ほ「その割に天使の階級はギチギチなのさ。ぶっちゃけ悠々自適に暮らす亡者共を見るたびにイラついてた」
み「お前、地獄で苦しみ悶えながら獄卒にボコボコにされる亡者を見る方が楽しいタイプ?」
ほ「そっちの方が楽しいかな。アイツら悪意無く神経逆撫でするようなコト平気で言って来るしね。
  喋る間も無く苦しみ続ける奴らの方が見てて楽」
み「ホントお前って、天使に向いていない天使だったな。生まれる種族を間違えたな」
ほ「だからこうして生まれ変わったんじゃん?
  今から楽しみだよ、転職先が」

メモ

今回は以上です。
唐突ですが、莉菴はジョジョが好きだそうです。
この世界には現実に存在する漫画と存在しない漫画、どちらもあります。
深く考えずに受け入れて下さい。

日記

やっと週末だー。授業時間が長いせいか1日が長く感じます。
関係ないですが4月と言えば桜ですね。
明日から桜祭りがあるそうです。私は行かないですが。
ここ数年は暑さで早く桜が咲く→大雨が降って花が全て散ってしまう→結局お花見出来ず という事が多かったそうです。

*1:架空の漫画家です。名前は適当です。