深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

変な人

本編

英「と、いう事でー!文化祭の準備だよ!」
莉「文化祭9月だろ」
英「うちの部、私一人しか部員いないから、数ヵ月前から準備するんだよ」
莉「へえ」
英「でね、うちの部の展示は、お化け屋敷!
  ゾンビが彷徨う和風喫茶!」
莉「帰る」
英「待って帰らないで!マジで人手が足りないの!
  この前彩枦ちゃん入れたら宇潮先生に見つかって部外者を入れるなって怒られたけど大丈夫だよ!」
莉「大丈夫じゃねー!!!」
英「だってさ、衣装も用意したんだよ!ほら!」

莉「超絶気合入ってるな」
英「でしょ!川合さんに頼んで粒岡さんに貸して貰えたんだよ!」

川「こんにちは英莉様、閃光院家総合戦闘員、川合ヨシヲでございます。
  衣装をお持ちしました」
英「わー凄い!ありがとうございます!流石閃光院家は家でもモノでも何でもありますね!」
川「閃光院家の方々は揃いも揃ってコレクター気質でいらっしゃいますから」
英「あの私、今回の展示で、コンセプトに沿ってゾンビメイクしようと思ってるんですけど…」
川「かしこまりました。
  では早速電話を…もしもしトシ」
粒『ざっけんな!!いつもいつもトシって呼ぶなっつってんだろうがあ!!!』
川「ブチギレられてしまいました、二重の意味で」
英「は、はあ…」
 (結構上手い…)
川「直接交渉して来ますね」
英「は、はい」

川「お待たせしました、英莉様。
  無事、粒岡に服を血糊で染める許可が得られました」
英「わー!ありがとうございますー!
  って、川合さん、その返り血どうしたんですか?」
川「闇特殊暗殺部隊UHSAの刺客を返り討ちにして来たもので。
  あとこちら、血糊です」
英「え!?部隊から脱走した元アサシンって本当だったの!?
  血糊ありがとうございます!」

英「と、いう感じで」
莉「全く意味が分からない!」
英「川合さんたちの事は気にせず、今は文化祭の準備進めるよ!
  メイド服に良い感じに血糊付けるよ!」
莉「その前に勉強しろよ受験生」
英「2ヵ月後の文化祭と半年くらい後の大学受験、どっちが大事かって言ったらね」
莉「ダメだコイツ…早く何とかしないと」
宇「あら、猫屋敷さん、そちらの方は?」
英「あ」

メモ

今回は以上です。
この前の番外編の少し後の話です。

*閃光院家とは
NNNに嗜好を汚染された猫好き一家。英莉に家を貸し、猫を譲ってくれた。
皆優しくていい人である。
なお今は家族旅行で海外に行っている為、屋敷には従者である川合と粒岡だけが残っている。
閃光院家の3兄弟と英莉は友達。

*川合さん
神出鬼没。気配を悟らせない技術に長けている。
英莉に頼まれて瓔星高校に入る時は特殊な格好をしている。こうすると生活指導の宇潮先生に気付かれないらしい。
かつて所属していた組織の過酷な訓練により三大欲求を捨てた猛者。

*粒岡さん
粒岡いとと名乗る、女装メイド。
本名は粒岡均つぶおかひとし
女装に至るまでに重い過去があるらしく、本名を連想させる「トシ」というあだ名で呼ばれる事を極端に嫌う。

日記

昨日の模試大変でした以上。
同じ部屋に10時間以上居て、しかも椅子に座ったまま。尻じゃなくて背中が痛くなりました。

今日は突如足の小指をドアにぶつけました。
今も痛い。骨いったのかな。
足の小指の骨折ってほっといても治るんだっけ。とりあえず様子見(と言う名の放置)で。
腫れたり押した際の痛みが治まらなかったりしたら病院行きですかね。