深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

夏②

本編


祈「それでコレが魔界とこっちを行き来出来る鏡。
  飾っとくわ。というかこの森誰も居ないんだよね」
昴「それよりこの森何か妖力帯びてんぞ」
め「というかここ山の上なんだよね?何かさっきちらっと別に山っぽいのが見えたんだけど」
祈「私は何も考えてないから知らないねぇ。
  ま、その別の山には登ったけど。どうやら本当に山の上に山がある状態らしいよ」
昴「誰から聞いたんだよ」
祈「上の山、百花山と言うらしいよ―――に凄い神様がいてなー、良いもん貰っちゃった」

め「その石何?」
祈「見ての通り宝石だよ。神が直々に生み出した最高品質だ。作って貰う代わりに私の得意技を見せたんだ。
  ほら見て、指一本触れてないのに鏡が壁に掛かった」
昴「岩石の神なのか?この鏡と同じ水神の力も感じるのに」
祈「ああ、色んな神や妖怪がいるらしいから、探せばその御神体の水神もいるかもね」

昴「なあ祈莉、めごか。ちょっと良いかと言おうと思ったけどお前ら何してるんだ」
祈「宝石加工」
め「瞑想」
昴「…まあやりながら聞いてくれ。今朝森を巡廻してる土着神に遭って、あ、土着神ってのは土地を守る神な。
  この森がみずは町という妖怪の為の町の一部だと言う事を聞いた」
め「ふうん。それで?」
昴「ここは変な神や妖怪が住んでるような所で、みずは町の住人は基本誰も近付かない、らしい。
  人間襲うような奴もいるから住むなら自己責任だと」
祈「襲われても返り討ちにすりゃ良いだけだけどね」
昴「はあ。それだけだ」
祈「言うてうちらも変な奴だから十分順応出来そうだね。出来た!」
め「何が~?」
祈「ばーん、魔法の杖ジェムワンド!『空間を弄くる魔法』入り!
  試作品だけどなかなか良い感じだと思うよ!」
め「さっきの宝石を加工したの?」
祈「そうだぜー。更なる発展の為に二人の能力もジェムワンドに入れたいから、能力、出して❤」

メモ

今回は以上です。

祈莉の別に哀しくない(?)過去メモ。
・魔界人に稀に発生する一代限りの突然変異「虹色の眼」を持って生まれる。
・両親がなんやかんやあっていなくなる。
・孤児院で育ち、魔界王家への敬意や状況への危惧を抱いて育つ。
・成人後『不老の魔法』を習得・自分にかけたりケーサツになったりする。
・魔界の状況の深刻化と現世にある凄い物への興味で、流刑になるべく色々する。
(友人とかには状況改善の解決策を現世に求めたと言う事にしている。)
・とりあえずめごかを巻き込み、昴の神社に居候。

あと祈莉の固有の能力は手を触れずに物を動かすって感じです。
その他にも多彩な魔法が使えます。色々な魔法を得意とするのが虹色の瞳の特徴です。凄い!

日記

今日は出校日でした…。卒業式の練習の。
で、終わったので駅に行って、電車に乗ったはいいものの、乗り過ごしてしまい。
色々あって何とか無事帰宅出来ましたが…。
今まで乗り過ごしなんてなかったと言うのに。何故!!!

これから出校日以外はマジでやる事無くて暇なので、久々にティラノビルダーで何か作るぞー。
需要があるかは分からんけどな!
異界記紀やとりのあしと似た雰囲気の人外と人間の関りを描いた話にしようと思っています。