深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

丹の神

キャラ概要


*真赭(まそほ/Masoho)
通称・「丹心さま」。廃村痣縄村にある真朱まそほ神社の祭神。椿堂つばきどう みことの育ての親。
健康や富などあらゆる幸福をもたらす神である。
非常にありがたい神徳を持つが、痣縄村の村人達には長らく忘れ去られていた。
神様は継続的に信仰を得られないと力を失い、肉体を維持する事も難しくなるため、存在消滅の危機に陥っていた。
みことが妖怪と化し、村で疫病が蔓延した事で存在を思い出され、再び信仰を得られるようになり、再度強い力と肉体を得る。
他の神々と友好的な関係を築いており、人間からの信仰を盛んにする代わりに食料などを貰っていた。

・能力
触れた部位の「恙」を吸い取る能力を持っており、あらゆる怪我や病気を治す事が出来る。
無機物の破損を直す事も可能。
吸い取った部分は赤くなるが、しばらくすると元に戻る。
症状が酷い場合は何度も触れる必要があり、触れられ続けた者は髪(動物の場合は毛など)が赤く染まっていく。
赤く染まった者は真赭の「眷属」となり、実質一心同体の状態となるため、眷属から向けられた信仰は信仰としてカウントされない。

・性格
優しく温厚。誰に対しても友好的。
訊けば何でも答えてくれる開けっ広げな性格。ただし、相手が傷付かないよう配慮してぼかしたりする事もある。
危機的状況が迫ってもあっけらかんとしているが、何も考えていない訳ではない。態度に出ないだけ。

・現在
本人の存在は、信仰が絶えた事によって消滅してしまっている。
しかし廃墟ではあるが真朱神社は残っており、命を始めとした眷属は今も日本各地に散らばっているなど痕跡はあちこちに残っている。
民間信仰の神様なのに。

・起源
実は大昔の痣縄村で流行した疫病から逃れるために村人達が生み出した神。
なんやかんやあって村に流れ着いていた大きな辰砂の原石が信仰を集めた。
当時の村人達は辰砂がどういう物かよく分からず、不老不死をもたらしてくれる神秘な石と認識していた。
疫病が鎮まった事で信仰は急速に衰退したが、数十年後に別の疫病が発生してから、復活と死の危機を繰り返してきた。

ちなみに最初の疫病の原因は出雲(島根)で発生し、全国に急速に生息域を広めていた妖怪「恙虫」である。

雑記

(今ある)設定は以上です。
中二病丸出しですがご容赦下さい。
とりのあし本編での描写が少なすぎるので番外編などで補完していきたいと思います。多分。

丹「私は実は神様なんだよ~」
命「具体的には何を司る神様ですか?」
丹「えっ。えーと、健康医療長寿子孫繁栄幸運良縁結び財産守護…」
命「お…多くない?」