深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

散歩道

本編

彩「はー、取り敢えず横須賀に戻って来たけど、やる事ないわぁ」
ス「まだ眠い…」
彩「いい加減起きんかい!」
ス「むにゃむにゃ…」
彩「散歩するか」
ス「そういや前目え付けてた子、どうするの?」
彩「あのアイドルやってる子でしょ?うん、連れてく」
ス「フラフラしてる奴は皆伊野紙歌町送りだね!」
彩「あったり前よ!にしても行くとこ無え、地獄行く?」
ス「んー…あ、そこの自販機のアイス食べたい」
彩「良いよ、食べるか。何にする?」
ス「ソーダフロート」
彩「ワタシはカラフルチョコで」


彩「結局家に帰って来ちまったよ」
ス「彩枦ー、手紙来てるよ」
彩「何?督促状?」
ス「え?昴以外にも借金してたの?違うよ、何か知らない人からの手紙」
彩「うわ、お洒落な封筒にシーリングスタンプまで付いてやがるわ。
  大先生のイタズラ?」
ス「そんな事する?するか。
  と思ったけど、祈莉ママならあの蝶々飛ばすでしょ。
  しかも何かどこにも住所とか書かれてないよ、コレ。冷泉様とかは書いてあるけど」
彩「直接投函したんかな、とりあえず中身見てみるか。
  触ってみた感じ剃刀とかが入ってる様子も無いし」
ス「何故剃刀」
彩「恨まれる覚えが大量にあるんじゃあ。
  ま、開封すっか」
ス「お、ホントに紙しか入ってない。何書いてあるの?」
彩「えー、『冷泉雫様、初めまして。医師をしているAlexandre Vermilionと申します。』誰だ。
  『突然手紙を送ってしまい、大変申し訳ございません。冷泉さんに助けて頂きたいのです。』はあ。
  『実はここ数ヵ月の間に、吸血鬼のみに感染し、いわゆるゾンビ化のような状態になるという奇病が発生しております。』なるほど?
  長いから省略、要約すると」
ス「うん」
彩「今吸血鬼がゾンビ化する感染症が発生しててヤバイ、種絶滅の危機」
ス「吸血鬼?ゾンビ?」
彩「あれれ?どっちの言葉にも聞き覚えがあるぞー」
ス「彩枦、続き続き」
彩「かつてヴァンパイアハンターをしていた冷泉雫さんが生きていれば協力して貰いたい、という事で、世界中の冷泉さんに同じ手紙を送ってるらしいよ」
ス「ほお。何も知らない人から見たらお笑いかホラーだね」
彩「ヴァンパイアハンターはもう辞めたんだけどねー、やるか」
ス「やるの?大変そうだよ?」
彩「報酬が滅茶苦茶高いんだわ」
ス「おお、軽く12年分の家賃払えそうな額じゃん!」
彩「そう、つまり昴ちゃんへの借金完済も楽勝!という訳で行くぞ!
  かつての吸血鬼から民間人を守りたいという初心を胸に!(ド適当)」
ス「おー!」

メモ

今回は以上です。

彩枦は実はゾンビなので、凄まじい再生力を誇ります。
他の妖怪と同様、体の一部が吹っ飛んだり、ミンチになったりしても残った部分(後者の場合は髪の毛1本とかその辺に飛び散った肉片、血液)を起点に再生出来るのです。*1
戦場ではきっとこの再生能力を生かした戦い方をするのでしょう。相手を疲弊させた所を…ネ。

ただ、再生スピードや不死身っぷりは、実は謎の肉を喰った昴の方が上です。

※本作の横須賀市は、現実の横須賀市とかなり異なります。

日記

お昼のカップラーメンを自室で食ってたら部屋からラーメンの香りがするようになりました。

リコリコ面白いですね。千束vsフキの対戦ゲームのシーンが好きです。
この先どんな展開になっていくのか楽しみです。
数年前に鬼滅を読んだ時も思いましたが、やっぱり流行った物って面白いですね。

*1:ちなみに髪や爪も再生出来るよ