深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

考える

扉絵


本編

『霜月の由来はですねえ、11月と言うのは霜が降る時期だから…と言うモノでして。
 ちなみに神帰月、なんて別称もあったりして、こっちの由来は…』
み「肉じゃがうめえー!ことりのメシはサイコーだな!」
こ「私のご飯食べられるのも今年で最後かもよ」
み「何で?」
こ「みなこ、絵茉が地獄行ったら一緒について行くんじゃないの?」
み「おいおい何言ってんだ、確かに絵茉が地獄に無事就職出来たらよー、移動のめんどくささも考慮してそっちに住んでもらう事になるし、私も一緒についてくとは思うけどな、定期的に帰って来てやるぜ。
  メシよこせメシ。永遠にずっと」
こ「そんな事言われてもね、麻美と店始めるし」
み「じゃあその店に行ってやるよ!な、絵茉、音海!」
音「うん。ことりさんのご飯好きだから、定期的にこの町に帰って来るよ」
絵「私も」
こ「スナックの予定なんだけどね」
音「ソフトドリンクメニューは定番のカルピスソーダ、オレンジジュース、コーラで」
こ「はいはい」
絵「私お酒結構いけますよー」
こ「店に集まるのは主に妖怪の予定なんですけど」
絵「私半分妖怪なので。音海ちゃんも今からでも妖怪になろうね」
音「嫌だね。私はずっと人間でいる」
み「あー、そういや絵茉って地獄では人外、まあ動物とかは労働力として歓迎されるって知ってたか?」
絵「それっぽい話は前音海ちゃんに聞いたかも」
み「それでよー、ちょい言いにくいんだけど、お前の仕事。
  何か最初はカウンセラーみたいな事するって言ったじゃん?」
絵「うん」
み「でもお前、バイトしてたんだろ?ハロウィンに、幽霊とっ捕まえるバイト」
絵「したよー。動物霊は獣っぽい匂いがしてたねー」
み「その経験を生かして地獄から脱走しようとする不届きな霊をとっ捕まえる仕事をしてほしいんだぜ」
絵「も、もしかして肉体労働?」
み「ったりめーだろ、甘えてんじゃねーぜ。
  犬の嗅覚を生かしてアホ共を見つけ出して地獄の釜にぶち込んでくれや」
絵「わ、分かった…!頑張るわ!」
み「それでこそ絵茉だぜ。じゃ、本人から了承とれたってあっちに言っとくからなー」
音「あっちって?」
み「地獄ハローワークだぜ。あと私の上司る・し・ふぁ・あ❤」
音「ことりさん、メニュー考えるの手伝おうか?」
こ「ホントに?助かるわ」
音「食べられる妖怪リストとかある?」

メモ

今回はご飯食べて終わりました。

今みずは町は11月です。
みなこは実は上司るしふぁーのもとに頻繁に帰省しています。
地獄は現世に比べて時間の流れが以上に速いので、音海達には気付かれてません。

そういえばことりや麻美、頓宮さんなどの卵生生物の妖怪の類は子供産むとしたら、元になった生物に合わせて卵生なのか、人間っぽい姿取ってる手前胎生なのか…

日記

今更凄い雪が降って寒いです。
窓の外にはご近所さんにご飯を貰う野良猫2匹。寒そう。生きて冬越せるといいね。

うちの猫さんは今日もぬくぬくぬくぬく。
毛並みも綺麗です。