深淵小町

「しんえんこまち」と読みます。主に創作。

少女調理中

本編


ほ「あっ腕疲れた、お医者先生、代わりにどうぞ」
メ「仕方ないわね…って誰がやるか!」
ほ「私の診察券まだ~?」
メ「まだ印刷終わってない」
ほ「この町の診察券って外界と全然違うよねー」
メ「異界だからそんなもんよ」
ほ「冷蔵庫に入ってる桃缶開けて良いの?」
メ「良い訳無いでしょうが!というか勝手に開けるな」
ほ「すいません。
  というかここ普通にHAYA'sキッチンあるんだね」
メ「私の生活スペースだから、ここ。
  患者が入ってきたらしばく」
ほ「何だこの藪医者」
メ「掃除もロクにしてないから普通に不衛生なのよ、健康な奴ならまあ入れてやってもいいけど」
ほ「へえ、そっかあ。ところでこの溶かしたチョコの味見して貰える?」
メ「というか何でアンタは私の家でチョコ作ってんのかしら」
ほ「さあね。自分の家よりここの方がみなこの家に近いから?チョコは溶ける物だし早く食べさせてあげたい❤」
メ「そんな訳の解らん理由で病院に来る?」
ほ「病院ならどこから来たか分からん通りすがりでも入れてくれるでしょ」
メ「今すぐ追い出してやってもいいのよ、というかアンタ何私のバインダージロジロ見てんの…」
ほ「いや…その紋章…まさか、ツインバルの発明品!?」
メ「ファっ!?そうだけど、何?博士って意外と知名度あったの?」
ほ「有名人だよ?一部界隈で」
メ「私にとっては迷惑な飼い主でしかなかったんだけど」
ほ「今は何してるの?ツインバルは!」
メ「何か『あらやしきと一体化する』とか言って消えたわ。博士は意味の解らない言動を繰り返す人だったわよ。
  寂しがりで…結構優しかったけど」
ほ「あらやしき?仏教の何かか?」
メ「私仏教は仏像と線香しか知らないわ」
ほ「私も知らん。天使だけど宗教は興味無いんでね」
メ「ねえ今思ったんだけど、アンタ背中に立派な羽あるんだから飛べばいいじゃない?
  家で作りなさいよマジで」
ほ「家に猫いるんだもん」
メ「げっまさかNNNの手先じゃないでしょうね?私あの組織のせいで死ぬほど働く羽目になってたのよ。
  何徹したか分らないわ、人間なら死んでたわよ」
ほ「忘れた。飼い方はイザベラにレクチャー受けたが。
  なあお医者先生、みなこってピーナッツ食っても大丈夫かな?」
メ「アイツなら人間と同じようなもんだから大丈夫じゃない?」
ほ「良かったー。北海道の土着神とか言う奴から貰ったんだけど一人じゃ食べ切れなくて困ってたんだよね」
メ「異物混入させるんじゃないわよ」
ほ「流石に自分の髪の毛入れたりはしないよ」
メ「ま、流石にそ」
ほ「だってすぐバレるじゃん」

メモ

今回は以上です。
メアリはほまれのボロボロになった羽を見ても何も感じません。
所詮冷血動物です。

日記

最近昔(2年くらい前?)にハマったダンガンロンパ熱がちょっと再燃してます。
何かアニメとかV3のオチの事とかで荒れまくってたスレを目にしてかなり落ち込んでしまって以来、コンテンツそのものを避けていたのですが、youtubeに死ぬほど流れて来る反応集とかを見たのをきっかけに、再び二次イラスト等を漁り始めました。
やっぱり推しはデザイン含めて良いキャラしてるし、前に買った資料集も読んでて楽しいです。